2005年2月の記事一覧

最近よく、「Monaco と i1 のどちらがいいの?」とか、「どう違うの?」って聞かれるんですよね。そこで、簡単に説明をしたいと思います。基本的には、Monaco であっても i1 であっても、プロファイルの精度に大きな差はないと思います。むしろソフトが使いやすいか? の方が重要です。

ただし...

測色器が違います。
例えば、MonacoEZcolor 2.6 の場合は市販のフラットスキャナを使います。そもそも比色計であるフラットスキャナでは RGB しか読み取れないんです。しかし、実際の色は「赤」から「オレンジ」「黄」「緑」「青」そして「紫」と多くの色からなります。これら全ての色が読み取れないと正確に色を判断することができないのです。

 ■スペクトルの各カラーの波長は以下のとおりです

   赤:630及び700nm
   オレンジ:590及び630nm
   黄:560及び590nm
   緑:480及び560nm
   青:360及び480nm
   紫(UV)は測色しません

   cnt_img2.gif
   ※ http://www.i1color.co.jp より

ちなみに分光光度計である i1 はそれらの光をナノメータ(100分の1ミリ)の単位で測色します。きちんと色を読み取れなければ、正しいプロファイルの作成はできないというわけです。さらに i1 Photo は、反射光/透過光の両方をサポートしているので、Monaco シリーズのようなモニタ用とプリンタ用の2つのセンサーは必要ないのです。ただコストを考えると、Monaco のように反射光と透過光のセンサーを分けた方がいいのでしょうね。

また、Monaco PROFILER や Monaco PROOF、新しい Pulse ColorElite System は、モニタは比色計で、プリンタは分光測色計(分光光度計)です。もちろん、測色器として i1 を使うこともできますけど、あまり意味がないかも知れません。(Monaco のソフトが使いたい場合は有効ですが、コスト高です)

まぁコストも大事ですが、私の個人的な意見としては極めるならば分光光度計の i1 でモニタもプリンタも測色するべきだと思います。

あと最後に基本性能ではなく、発色の傾向(好み)についての感想です。
Monaco 系のソフトは、わりと鮮やか系ですし、i1 系のソフトはナチュラルですね。どちらにせよ、元の画像のよしあしがはっきりと出るので、それを勘違いしてソフトのせいにする人もいます。

私は、本格的にカラーマネージメントをするならば MonacoEZcolor はお勧めしません。それ以上の製品(20万円以上)ならば、買って後悔することはないと思います。

昨日出張から帰ってきて、そのままカゼを引いてしまったようです。

さて、夜になってだいぶ楽になったので、Movable Type のバージョンアップと、スパム対策を施しました。少し前までは、コメントスパムが多かったのですが、最近はトラックバックスパムがはやっています。

出張の間にかなりやられていましたので、対策を打ちました。このスパム対策はいろんな方法があるようですが、あとあとのバージョンアップを考えてプラグイン形式の対策としました。(CGI をいじるとあとの管理が大変なので)

ちなみに、こちらのサイトを参考にしました。

 ■鵺的想空間
  http://www.so-kukan.com/gnue/

しかし、スパムをやっている人って、なんかいいことあるのかなぁ。

今現在、私が考えている RAW 現像ソフトの使い分け方について書きたいと思います。

■Canon EOS-1Ds

 風景の場合 → EOS Viewer Utility Ver1.2.1
            Photoshop CS (Camera Raw 2.4)

 人物の場合 → Capture ONE PRO 3.6
            Photoshop CS (Camera Raw 2.4)
            SILKYPIX 1.0.10.3

EOS-1Ds の場合、現像ソフトの選択肢はかなり広いと思います。それらの全てをテストしたわけではありませんが、使ってみてよかったソフトを基準にしています。

RAW 現像ソフトは、基本的にひとつに集約できるといいのですが、それぞれ良さと欠点があります。もちろんそれらの欠点を補う方法として、Photoshop を使う手もありますが、私が重点を置いている色と質感を短時間で処理することを考えると、RAW 現像ソフトを変えた方がぜんぜんスピーディにできるからです。

例えば人物を撮影し EVU で現像した場合、どうしても人肌に余裕がなくべたっとした感じになりやすい。それでも EVU で攻たい場合は、露出をドンピシャにしないとうまく色と質感を出せないと思います。

その点、Capture ONE PRO や Photoshop CS は簡単に色と質感が出ます。SILKYPIX もいいのですが、なにせ遅いのがいやで、いよいよ困ったときに試してみる感じです。でも、なぜ私がこのソフトをリストに入れているかといいますと、CMOS の弱点である日陰における人肌を出すときに SILKYPIX はいい色を出してくれるからです。

風景に関しては、私はフィルムのような記憶色が欲しいと思っていますが、今現在納得できる RAW 現像ソフトはありません(FinePix S3Pro は理想的です)。ただ、今年発売する IXY には、フィルムカラーといったモードが入るようなので、今後の EVU に期待します。ちなみに DPP は使い物になりません。

そうそう、FinePix S3Pro もそうなんですが、純正の現像ソフトってなぜかノイズが多いのは技術的な問題なのでしょうかね? まぁ、他のソフトはノイズフィルター処理が強いとも見てとれますけど。

少しずつですが、FinePix S3Pro の画像もたまってきました。そこで、いろんな現像ソフトを使って試しているのですが、いくつか感じていることを書きたいと思います。

試しているのは、純正の HS-V2、Capture ONE PRO、Photoshop CS(Camera Raw 2.4 ただし正式な対応ではない)の3本です。ちなみに SILKYPIX は FinePix S3Pro をサポートしていません。しかし、SILKYPIX は DNG 対応になったので、一旦 DNG に変換してから SILKYPIX で開けばうまく読めるかなぁ~って、淡い期待をこめてテストしてみましたが、エラーで読めませんでした。残念。

さて現像ソフトにはそれぞれ良さがあるのですが、ノイズに関しては純正の HS-V2 が一番悪い結果になりました。さすがに Capture ONE PRO や Photoshop CS はそのあたりがうまいです。

また、ポートレートや風景写真などの発色に関しては全般的に見ると HS-V2 は良い感じですが、ちょっと派手すぎ(ベルビアモード)。以外と色が出ないのは Capture ONE PRO ですね。まだコツをつかんでいないのかもしれませんが、他のソフトではそれほど苦労しなくても色が出ていることを考えると、ちょっと使いづらいかもしれません。

また、Photoshop CS は自然でいて発色も良く、仕事で使える品質です。FinePix S3Pro を使われる方は Photoshop CS の方をお勧めいたします。あっ、でもまだ正式に FinPix S3Pro をサポートしていないんだった…

これまで使ってみた感想として、FinePix S3Pro は Jpeg カメラだと思います。正直、RAWで撮影していると3カット目のシャッターが押せないことが多いし、現像ソフトは遅いし、これではストレスがたまりそうです。しかし、Jpeg で撮影すると、かなり軽快です。色もフジクロームモードやポートレートモードを使えば、ほぼ修正のいらない撮影が可能です。スタジオなど光源が決まっているものであれば、かなり楽に色をだせるんじゃないかなぁ。

まぁ、使い方の工夫が必要であることは間違いなさそうです。

熊野本宮

先日の連休に和歌山県にある熊野神社へ行ってきました。

熊野三山は昨年世界遺産に指定されたことで、一躍注目が集まっているようです。
残念なことは、かなりの強行突破だったので、思うように撮影ができなかったです(涙)。
じつは川がとってもきれいなんですよねぇ。

最近は出張も多く、休日は撮影やら写真のプリントやらで大忙しです。
ついついブログが手抜きされています。がんばれ→自分(笑)

 ■和歌山県 熊野本宮
 DSCF0294.jpg
 データ:FinePix S3Pro / AF-S 18-70mm F3.5-4.5G / プログラムオート / HS-V2

Eye-One Match 3.1 リリース

Eye-One Match 3.1 がリリースされました。

主な内容は、今回の i1 Pro Photo から対応になった「イージー」チャートが追加になったもようです。その他の変更は、バグフィックスのようです。

再び「リンク集」を更新を行いました。

 ■リンク集
  http://www.art-photo.jp/hp/Link/Link.htm

  追加されたページ
   Ryo & Kaori 's EOS Digital World http://blogs.dion.ne.jp/ryo/

今後ともよろしくお願いします。

2005年3月上旬発売の新ラインナップの紹介です。

この中で注目なのは「i1 Pro Photo」です。これは「i1 Photo」のバージョンアップ版です。
センサーは変わっていないようですが、プロファイルエディタやデジタルカメラプロファイル機能(ColorChecker SG 付き)が追加されているようです。スキャナも標準で対応になるようですね。うらやましいっす!

ただし、プロファイルエディタとデジタルカメラ機能は4月下旬ころの対応になるようです。

 ■2005 New i1 Line up
  http://www.i1color.co.jp/file/product/2005_i1_new_line.pdf

それと今回から、Web 販売の「i1 Design」 198,000円(税別)も新たに追加されました。
大きな違いとしては、プリンタパッチが45パッチ(イージー)と少ないことです。スピード重視なんですが、たぶん仕事で使うにはパッチ数が少なすぎますね。まぁ、CMS導入パッケージなので、仕方ないですかね。

今から購入した方は、無料でバージョンアップできるそうです(ソフトだけなので問題ないと思います)。旧モデルのバージョンアップって無いのかなぁ?

「Adobe DNG Converter and Camera Raw 2.4 update」日本語版がダウンロード可能になりました。まだ日本サイトからはダウンロードできないようです。

今回は新たに EOS 20D や EOS-1Ds MK II が対応になったようです。あ~、FinePix S2 Pro もサポートしているので、早く FinePix S3 Pro も対応にならないかなぁ。一応 S3 Pro の画像も S2 Pro の設定で現像できるようです。

S3 Pro に関しては、Capture ONE PRO よりも良い感じの画像に仕上がりますね。

 ■Adobe DNG Converter and Camera Raw 2.4 update
  ・Windows 版
   http://www.adobe.com/support/downloads/product.jsp?product=39&platform=Windows
  ・Mac 版
   http://www.adobe.com/support/downloads/product.jsp?product=39&platform=Macintosh

久しぶりに SILKYPIX をインストールして現像してみました。ライセンスを購入してなかったので、フリー版での使用です。

いくつかの画像を現像してみましたが、相変わらず「解像感・ノイズ」ともに Capture ONE PRO 3.6 といい勝負しますね。正規にライセンスを購入すればいろんな機能が使えるようになるんですが、このソフトの欠点は遅いことと作業性が悪いことです。これはいまだに解決していないようです。

私のパソコンが古いせいもありますが、Capture ONE PRO 3.6 や Photoshop CS はサクサク動くので、プログラミング・テクニックの問題かもしれません。一説によると、Photoshop のコードはインテルの社員が書いているため、めちゃくちゃ早いんだと聞いたことがあります。

それにしてもこの SILKYPIX 、意外と人肌がいい感じになりますね。いい感じというのは、人肌は光の加減で変な黄色がでてしまうことがあるんですが、これがきわめて少ない。アンド、Photoshop で補正がしやすいんですね。素材としてはいいかもしれません。

今回はもう少し使いこんでみることにしました。

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プロフィール

2001年に EOS D30 でデジタル一眼レフデビュー。その後 EOS-1D, EOS-1Ds, EOS-1Ds MKIII, EOS-1D X, EOS 5Ds R そして現在は FUJIFILM X-T2 をメインカメラとして「風景写真の色と質感」にこだわった研究をしています。

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