- 2005年8月23日 22:50
- Digital Photo Professional
今日はとても重要なことを書き込みたいと思います。
以前から「RAW 現像ソフトは何かいいのか?」という漠然としたテーマでいろいろな RAW 現像ソフトを使い、さまざまな画像(風景や人物など)を現像してきました。あるときは DPP や SILKYPIX、あるときは Capture One PRO だったりと...
そんな中、どうしてひとつの RAW 現像ソフトに絞りきれないのか、自分でもその原因がはっきりとわからないまま日々をすごしていました。
あるとき、あるひとつの規則性(癖)を見つけました。
これは、ひとつずつ検証していく地道な作業からわかったことなんですが、わかってしまうと RAW 現像ソフトの見方も変わってきます。
その規則性(癖)とは...
たぶんなのですが、RAW 現像ソフトは「緑」と「マゼンタ」の2色間において、どちらか一方を優先しなければならないのではないか?ということです。簡単にいうと、人肌を追求していくと「緑」が犠牲になってしまうのではないか?ということです。例えるならば「風景用」と「人肌用」みたいな感じですかね?(笑)。
とにかく理由はわかりませんが、風景に適している設定では人肌がおかしくなり(特にシャドーの部分)、人肌に適している設定では風景の緑がおかしくなります。ただ、この2色はお互いに打ち消しあう色ですので、それほど難しい理屈ではないと思います。
また、これはキヤノンのデジカメであれば「色合い」といったパラメータで調整できることからも何かありそうですよね? とまぁ、そんなわけで、どんな RAW 現像ソフト(細かく言えば設定)でも基本的にはどちらかに振ってあるはずです。
ちなみに DPP を使い、風景写真のサンプルを作成してみました。画面ではわかりにくいかも知れませんが、上が「忠実設定」で下が「カスタム」です。
■忠実設定

■カスタム

ただ、「色温度で調整できるだろう!」とか「RAW 現像ソフトの「色合い」を調整すればいいだろう!」といったご意見の方もいらっしゃると思いますが、少なくとも私の実験では、人肌用の RAW 現像ソフトもしくは設定から「色合い」だけを調整したのではイメージする草木の色にはなりませんでした。
ましては、色温度での調整はもっと大変です。色温度をいじってしまうと画像全体に影響してしまい、正しい色までおかしくなってしまいます。この問題は「緑」と「マゼンタ」の2色間でのみ発生する問題なのです。
ちなみに DPP の「カスタム」と「忠実設定」を切り替えてもグレーはまったく変わりませんでした。補足ですが「人肌系」の設定では、中間の明るさが明るくなり、コントラストが柔らかくなる傾向があります。この筆頭は Capture One PRO でしょう。
さて、これらのことが RAW 現像ソフトをひとつに絞りきれない原因でした。つまり、風景用と人肌用が必要なんだということなんですよね。そのポイントは「緑」と「人肌」なのです。ちなみに風景用として使える RAW 現像ソフトもしくは設定って、かなり少ないんです。今のところ検証できているのは、DPP の「色調整」で「カスタム」を選択した場合と、SILKYPIX の「記憶色2」あたりでしょうか? これ以外は基本的に「人肌用」なんですよね。まぁ、各 RAW 現像ソフトについてのコメントは次回以降にしたいと思います。
あと、最近のキヤノン製のデジタルカメラであれば、EVU と「色合い」の組み合わせで追い込むことも可能だと思います。このとき風景の場合は「緑」にシフトすると良いと思います。ちなみに私の EOS 20D は「緑側に+1段」にしています。
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