- 2006年10月12日 22:47
- Lightroom
今回 Lightroom を使ってみました。正式には「Adobe Photoshop Lightroom」となるようです。正直、あまり多くの期待をしていなかったのですが、ちょっといじってみたら、かなりいい感じに仕上がるじゃないですか!
ちょっと大げさかもしれませんが、風景写真のRAWファイルを現像するのであれば最強の現像ソフトになるかも知れないと感じました。まだ使い始めたところですが、今日は簡単なご紹介をしたいと思います。
さてこの Lightroom は大きくわけて5つの機能に分類されます。
(1) ライブラリ(ファイル管理機能)
(2) デベロップ(現像設定詳細)
(3) スライドショー
(4) プリント
(5) Web
現像機能は基本的に Camera RAW と同等なのですが、プリセットという機能が追加されていています。これはトーンや色合い(白黒、セピア、ポジ)を簡単に選べる機能で、わかりやすく言えば、DPP のピクチャースタイルのような機能になります。
特に、この中にある「Direct Positive」がいいですね。初期値では、シャドーがかなりつぶれてしまいますが、これを調整すれば結構いけます。コントラストも自動調整や、トーンだけのプリセットもあるので使いわけることも可能ですし、もちろん手動できめ細かく調整することも可能です。
さて、私はいつも DPP を基準に評価をしていますが、Lightroom の第一印象は以下の通りです。
(1) 解像度は同等以上(画像によっては完全に超えている)
(2) 色合いは、より自然な発色(特に Direct Positive がいい!)
(3) コントラストは、より自然(ハイライト・中間・シャドーを独立して微調整が可能)
(4) ハイライトのリカバリー機能は SILKYPIX よりも自然な仕上がりになる(結構使える)
ただし、人肌に関しては意見が分かれると思っています。
Adobe は基本的に人肌が赤っぽくなります。白色人はそれでも良いかもしれませんが、日本人の好みではないと思いますね。もちろん、色合いの調整で微調整は可能ですが、それでは他の色まで引っ張られてしまいます。Photoshop でレイヤーマスクを使えばそのようなことは簡単にできますが、全数画像処理する気にはなれません。この点、SILKYPIX や Capture ONE PRO はいい感じで人肌が現像されます。
さて、いままで風景写真をやっていて一番想い通りの色が出なかったのは、実は紅葉の「赤」なんですよね。DPP も最近紅葉に対応したピクチャースタイルを出しましたが、最終的な評価としては、まだ納得のいく色にはほど遠いといった印象です。SILKYPIX もカラーをいろいろと変えてみましたがいまいち。
唯一、Capture ONE PRO がいい線いってるかなと思っていましたが、Lightroom がそれを超えました。設定は単純に Direct Positive を選択しただけではだめでしたけど、赤の明度を下げると「おお~っ!、この色を待ってましたぁ!」といった色になったのです。まぁ、色に関してはあくまで第一印象なので、時間を置いてからもう一度評価してみたいと思います。
さて、その他の機能としてスライドショーや Web が上げられます。スライドショーや Web 機能については、デザイン性がかなり高い! もちろん、機能的には特に目新しい部分はないのですが、とっても見やすいデザインだと思います。特に、個人の方や、フォトグラファーの方で手軽に Web に公開したいのであれば、これで十分だと思います。
あと、プリントについては、きめ細かく印刷設定ができるのは良いのですが、できればラベル(テキスト)をはれる機能があれば便利かなと思います。
さて、簡単なコメントを書きましたが、機会があったら各現像ソフトに関する「デジタル写真研究所評価」をやってみたいですね。もちろん、わかりやすいサンプル付きで(笑