【重要】RAW 現像における評価で重大な間違いを発見!!

今までは、初代 EOS-1Ds にて撮影した風景写真を処理し、その過程の中から現像ソフトの評価をしてきました。しかし、EOS-1Ds Mark III の現像処理を多くこなすようになり、これまでの評価に大きな間違いがあることに気づいたので、これまでのコメントに対しての訂正と新たな評価をしたいと思います。

結論を先に言いますと、Lightroom と Capture One Pro において、初代 EOS-1Ds のRAW データを現像すると、コントラストや色合いなど、かなり違う感じの画像が出来上がっていましたが、EOS-1Ds Mark III においては、両ソフトの違いはわずかしかない・・・ということです。

 ■初代 EOS-1Ds で撮影した画像(左が Lightroom で右が Capture One Pro です)
 20110525_2.jpg

私が確認したところ、EOS 40D 以降のカメラではそのような問題は発生していないことがわかりました。あくまで、初代 EOS-1Ds のみの問題でした。ここにお詫びと訂正をしたいと思います。


そこで、改めて比較してみると、現像結果はほぼ同じ画像となりますが、シャドー側の色の処理に違いがあることがわかりました。Loghtroom に比べて Capture One Pro の方が赤味があるということです。これは人肌に関しては重要で、シャドーがグリーンかぶりするのを防ぐ意図があるのではないかと想像します。

これが、風景においては「緑系」の発色に影響を及ぼし、結果的に風景写真では使わなかった理由なんだとわかりました。サンプル画像の岩肌の色や下の草の色を比較していただければわかると思います。

 ■EOS-1Ds Mark III で撮影した画像(左が Capture One Pro で右が Lightroom です)
 20110525_1.jpg

さて、こうして考えると風景写真は Lightroom で、人物は Capture One Pro といった使い分けは理にかなっているのかもしれませんが、普通は両方のソフトを使い分けする人は少ないと思いますので、それぞれの特性を理解して補正できれば良いのではないかと思います。

ちなみに、初代 EOS-1Ds で人物を処理する場合、カメラプロファイルを「ACR 4.4」にすることで、劇的に人肌を補正(青味を補正。黄色っぽくなる)することができますが、EOS-1Ds Mark III では効果は少ないですね。

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