Nik Color Efex Pro 4 のレシピ

Nik Color Efex Pro 4 をいろいろとテストしてみました。今回もこれ単品での評価は難しいので、RAW 現像ソフトとの組み合わせで評価をしてみたいと思います。

さて、この Color Efex Pro 4 は、55種類もフィルターがありますが、個人的には「プロコントラスト」フィルターが一番有効だと感じました。特に Capture One Pro 6 との組み合わせは、自然な発色に仕上がります。

以下に、Lightroom 3 + Exposure 3 と Capture One Pro 6 + Color Efex Pro 4 の組み合わせの比較画像を掲載します。ただ、これはあくまで私の個人的なやり方による結果&好みであって、それぞれの製品の優劣を評価しているものではありません。

 ■左が「Lightroom 3 + Exposure 3」、右が「Capture One Pro 6 + Color Efex Pro 4」
 20120109_01.jpg
 ※クリックすると拡大します


まず、今回の設定ですが、Lightroom 3 + Exposure 3 の組み合わせのレシピは前回ご紹介したとおりですが、変更点として「カメラキャリブレーション」は補正なしで、「トーンカーブ=リニア」、「コントラスト=0」の補正をし、Exposure 3 は「ベルビア100F」 にトーンの「コントラスト=10」で補正をしています。

Capture One Pro 6 は、色温度のみ調整しそのまま現像。Color Efex Pro 4 の「プロコントラスト」の「コントラスト補正=50%」、「ハイライト=40%」でフィルターをかけています。最後に Photoshop の調整レイヤーにて「彩度=10」で仕上げています。

また、今回は使用しませんでしたが「色かぶり補正」が結構役に立ちます。Lightroom 3 などの「色かぶり補正」とは効き方が違います。Lightroom 3 では効果が強すぎるのか、うまく使えない機能なのですが、「プロコントラスト」の「色かぶり補正」は効き方がやさしく、良い感じに仕上がることが多いのでお奨めしておきます。

さて、この比較画像では分かりにくいかもしれませんが、Capture One Pro 6 + Color Efex Pro 4 の方がナチュラルで、メリハリがきいた画像になっています。個人的には、このコントラストの効き方が気に入りました。単純なコントラストでもなく、とても不思議なかかり方をします(さすが「プロ」コントラスト!)。Lightroom + Exposure 3 と比較すると、透明感があります。

ちなみに、Lightroom 3 + Color Efex Pro 4 (プロコントラスト)は、色合い的にダメでした。また、Lightroom 3 + Color Efex Pro 4 (フィルム効果:モダン)は、後で試してみます。

ただ、Capture One Pro 6 も欠点がないわけではありません。Capture One Pro 6 は、レンズ補正機能があまり得意ではなく、特に周辺光量の調整は、いったん白いアクリル板などを使い光量ムラを撮影し、そのデータを解析し適応させる必要があります。

また、高感度ノイズの処理がうまくなく、特に輪郭部分やボケの処理が全然だめです。まぁ、等倍でみなければ問題ないですけど。この問題は、今後カメラを EOS-1D X にして解決か!(笑

 ■左が Lightroom 3 で、右が Capture One Pro 6
 20120109_02.jpg
 ※クリックで拡大します

どちらにせよ、ここまでくると最終的には好みになりますね。Lightroom 3 はハイライトが良く粘る(諧調重視)傾向があり、Capture One Pro 6 はコントラスト重視の傾向があります。今後は被写体との相性なども考慮しなければいけないかもしれません。

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