Adobe Photoshop Lightroom 5 がリリースされました

Adobe Photoshop Lightroom 5 がリリースされました。
今回のバージョンアップで、以下の機能が追加されたようです。

 ・高度な修復ブラシ
 ・Uprightテクノロジー
 ・円形フィルター
 ・スマートプレビュー
 ・スライドショーのビデオサポート

この内容では、正直バージョンアップの魅力を感じません。また、今回から Adobe Photoshop が月額利用料金となり、個人的には微妙です。初年度は7月31日までに申し込みすれば、月額 1,000円で利用できるようなので、ギリギリまで悩みそう。

さて今回の書き込みですが、RAW現像エンジン的には変化が無いようですし、メインカメラも新しくなったことですので、Lightroom 5 を使った最新のレシピを紹介したいと思います。

 2013.06.23_01.jpg
 EOS-1D X / EF24-105mm F4L IS USM / プログラムAE / Lightroom 5 + Exposure 4
 ※トリミングあり


DPP は前回書いたように、シャープネス処理で「エッジ」をかなり強調した画像作りになっています。
これは、印刷や小さくリサイズして使う場合には有効ですが、等倍でみると微妙。そこで、Lightroom 5 はもともと解像感があるので、「明瞭度」を使って「エッジ」を調整し、これら両方のことを向上させることが可能です。

さて、Lightroom 5 の初期設定ではシャドーがつぶれず、ハイライトが飛ばないようになっているので、風景写真で使うには少々眠たい画像になります。被写体によっては、トーンカーブの補正と併用になりますが、まずは「明瞭度」の調整です。フィルム調に仕上げる場合や、メリハリのある写真に仕上げるには必須だと思います。ある意味、シャープネスよりも大切かも。この処理により、コントラストも効いてきて良い感じになります。

「明瞭度」の調整範囲は、鑑賞方法により強さが変わってくると思います。
範囲は「20~40」で調整。

 ■Lightroom 5 の明瞭度の調整(明瞭度を「+40」)
 Lightroom_5_01.jpg

その後、発色を Exposure 4 を使って微調整します(フィルム調)。

 ■Exposure 4
 Exposure_4_01.jpg

以前は、Exposure 4 を使って、かなりコントラストの強い処理をしていましたが、
最近は、色の調整までで、コントラストはつけない方向にしています。

 ■Exposure 4 の「色の鮮やかさ」パラメータ(マスターを「+20」)
 Exposure_4_02.jpg

 ■Exposure 4 の「トーン」プリセット(プリセットを「*ニュートラル」)
 Exposure_4_03.jpg

以上、簡単にレシピをご紹介しました。
Lightroom 5 は、シャドーに赤味がでることと、紅葉の赤の発色が好みではありません。
そこを Exposure 4 を使って微調整します。ちなみに、紅葉などの赤系の写真の場合は、カメラプロファイルを「Camera Standard」にすると少しは改善されます。

 ■Lightroom 5 のカメラキャリブレーションの調整(プロファイルを「Camera Standard」)
 Lightroom_5_02.jpg

「明瞭度」と「Exposure」を使うことで随分と印象が変わりますので、一度チャレンジしてみてください。

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