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カラーマネージメント Archive

電気デスクスタンド「日立FS2015E-H」

これまでカラーマネージメント用の電気スタンドについてあまり触れてこなかったのですが、今日はこれについて書きたいと思います。以前、このブログで紹介したのは山田照明の「Z-208」でした。

 ■山田照明 「Z-208」
  http://www.zlight.net/fluorescent/z_208.html
  z_208_color03.jpg

わりと便利に使っていましたが、2007年7月に発生した中越沖地震で家が半壊になったときに壊れてしまい、その後別の電気スタンドを購入して使っていました。それがこれです。

 ■日立アプライアンス FS2015E-H デスクスタンド
  http://www.lighting.hitachi-ap.co.jp/lighting/item_list.html
  ※こちらの「形式」に「FS2015E-H」を入力・検索し、再度「FS2015E-H」を選択
  FS2015E-H.jpg

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フロンティアのプロファイルを使った赤の処理

先日は、富士フィルムのフロンティア用プロファイルについてご紹介をさせていただきました。
その時に、富士独特の「赤」の処理について少し触れましたが、今日は実際にそのサンプルを掲載したいと思います。

掲載する画像は、「モミジ」と「和服」です。どちらも Adobe RBG 対応のモニタであれば、はっきりと違いが判るのですが、Web 上に掲載する関係上 sRGB に変換しているため、差がわかりにくくなってしまいました。でも、感じはつかめるのではないかと思います。

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富士フィルムのフロンティア用 ICC プロファイルを見つけました

久しぶりの更新です。

今日は、富士フィルムのフロンティア用 ICC プロファイルを見つけたのでご紹介したいと思います。ICC プロファイルは、海外(ドイツ)のホームページで公開されている富士フィルム純正の ICC プロファイルです。

ペーパーの種類は日本とは違うので、若干の違いはあると思いますが、私が実験的にプリントした限りでは今までで最高の出来栄えになりました。まったく問題ありません(仕事でも使えますよ!)

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EPSON PX-5500 の印刷設定

今年最後の話題は PX-5500 です。
地震にあって、使用頻度が少なかったのですが、最近ようやく活躍を始めました。
そこで、私が普段印刷しているときの設定方法を書きたいと思います。

とはいっても、このプリンタはインクジェットプリンタとしての完成度が高いので奇抜な設定などありません。基本に忠実に設定すれば良いのです。

ただし、用紙の選定と印刷設定の組み合わせは結構重要なんです。
例えば、エプソン純正であれば「クリスピア」か「写真用紙」のどちらかになると思われますが、実はこれ、一長一短なんですよ。

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写真を見るためのおすすめブラウザ

昔はあまり気にしていなかったのですが、Windows のブラウザ「IE 7」上で表示される画像の色って、なんか変ですよね?

いくら Eye-One でモニタのキャリブレーションを行ったとしても、IE 7 上では画像の色が正しく表示されないのです。ちなみに IE 8 のβ版もテストしてみたのですが、同じ状況のようです。

これは IE 7 が、カラーマネージメントに対応していないことが原因なのです。ちなみに良く聞く話として「sRGB」にすれば OK といっている方もいらっしゃいますが、正しくはモニタプロファイルに変換して表示しなければなりません。

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EPSON PX-5600 のガモットは本当に広いのか?

さて、いよいよ発売になった PX-5600 ですが、エプソンから面白いブログが公開されていて、そこに興味深い内容が書いてありましたのでご紹介したいと思います。

 ■エプソン プロセレクション ブログ
  http://proselection.weblogs.jp/

すでにご存知の方も多いかと思いますが、実はここに PX-5600 のグラデーションテストの評価が掲載されています。これを見ると PX-5500 と比べてかなり改善されたようですね。シャドー部の特に人肌などに効果が期待できそうです。

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PX-5600 の LCCS について

昨日、PX-5600 の「LCCS(LogicalColor Conversion System)」や「VMインクテクノロジー」について注目しているとコメントしましたが、その件についての補足です。

以前からいわれていた色域(ガモット)について少々触れたいと思います。
そもそもプリンタで表現できる色域はモニタなどに比べてかなり狭いという事実を再認識する必要があります。

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Eye-One Match 3.6 のカラフルガモットマッピングテクノロジー

Eye-One Match 3.6 から導入された、カラフルガモットマッピングテクノロジー(シャドー部のディテール再現や滑らかな階調表現、鮮やかな発色)について、簡単なテストをしてみました。

今回の実験に使ったプロファイルは、昨年12月に測色したデータを「Eye-One Match 3.4」で作成したプロファイルと、「Eye-One Match 3.6」で作成したプロファイルを使い、テスト画像をPhotoshop CS2 にてプロファイル変換をして掲載してみました。

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PX-G900 のマゼンタインクを交換したら...

昨日 PX-G900 のマゼンタインクが無くなったので交換したのですが、な・なんと、滝の色(白い部分)や岩肌の部分がマゼンタかぶりしているではないですかぁ~!!

早速先日作成したテストチャートを印刷してチェックしてみました。

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インクジェットプリンタ用テストチャート v2.0 を作りました

本日、インクジェットプリンタのチェック用チャート v2.0 を作成してみました。
7月に v1.0 を作成しましたが、そのときはあくまでグレイを中心に作成しましたが、今回は CMY と RGB を追加し、さらに各マスに Lab 値を記入しました。

また、このチャートには以下の内容が記載されています。

 (1) 印刷日
 (2) 気温
 (3) 湿度
 (4) CMY の各パッチ(Lab 入り)
 (5) RGB の各パッチ(Lab 入り)
 (6) L=10,50,90 のグレイパッチ(Lab 入り)
 (7) プロファイル名
 (8) マッチング方法(Photoshop によるプロファイル変換方法)
 (9) 色空間

ちなみにこんな感じのシートです。

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インクジェットプリンタは本当に安定しているのか? その2

少し間が開いてしまいましたが、インクジェットプリンタの安定度についてのテストの続きです。
前回の続きとして、気温・湿度が違う条件で印刷した結果と、プロファイルの変換方法による色の変化について調べてみたのですが、残念ながら私の予想とは違い、ほとんど数値的な変化はありませんでした。実測 dE 1.0 以下といった結果でした。

もちろん、プリント結果を目視で比較すれば若干の違いはありますが、この程度の変化であれば通常の写真プリントにはまったく問題ないと思われます。もっとも、気温や湿度の変化がそれほど大きくなかったので、当然といえば当然ですかね。この続きは冬に行いたいと思います。

さて、これで終わったのではつまらないので、今日は Eye-One で作成したプロファイルと EPSON 純正プロファイルの違いについて、両方のプロファイルを使い、テストチャートをプリント及び測色しその違いを掲載してみました。

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インクジェットプリンタは本当に安定しているのか? その1

今日はインクジェットプリンタの評価方法とその結果について書きたいと思います。
今までは感覚的なことで書いてきましたが、今回は数値化をしながら検証をしてみたいと思います。
評価の目的は、温度と湿度の変化による色の変化についてと、プロファイル変換による違いについてです。

プロファイルを比較するツールは ProfileMaker 5.0 に付属している MeasureTool を使いました。
このソフトを簡単に説明するならば、テストパターンを変えてプリント及び測色したデータ(Eye-Oneにて測色)を正確に比較することができます。もちろん、dE 値で表示されます。今回はこのソフトをデモ版で使用しています。デモ版でもプロファイルの比較ができるので、何かと便利に使えます。

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インクジェットプリンタのグレイを評価

先日から久しぶりにプリンタの色合わせをしていますが、今日はインクジェットプリンタのグレイについて書きたいと思います。

というのも、少なくともインクジェットプリンタの色は季節(気温や湿度)により、結果が変わってくると考えられます(特に人肌)。そこで問題なのは Eye-One Macth を使っても、プリント結果が同じにならないことなのですが、そもそもプリンタのグレイバランスが悪いのではないか?と疑問に思い、グレイを中心に簡単なチェックをすることにしました。

テスト方法は、テスト用画像を作成(L*10、L*50、L*95)し、Eye-One で作成したプロファイルでプリントしたものと、コダックのカラーチェッカー及びマクベスのカラーチャートの各グレイを Eye-One Share で測定し、結果を Excel を使ってグラフ化してみました。プリンタはもちろん PX-G900 で、用紙はエプソン純正のクリスピアです。

 ■テスト用画像
 test.gif

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電気スタンドを注文しました

今回、電気スタンドを購入することにしました。
今までパソコンを置いていた部屋ではナショナルの高演色性蛍光灯「FL20S・N-EDL」を使っていましたが、パソコンを別の部屋に移動することになり、これまでの蛍光灯が使えなくなってしまうため、その対策として購入することにしました。

しかし、この高演色性(Ra99)蛍光灯は「直管型」の 20形、40形がほとんどで、あとはカラービューワ用に 10形、15形があるくらいです。直管形の電気スタンドはあまり種類がありません。そこでネットでいろいろと調べてみたのですが、今回は山田照明の「Z-208」にすることにしました。いろいろとこだわりのあるメーカーで、デザインや操作性もよさそう。もちろん、20形の直管形蛍光灯が使えるタイプです。

 ■山田照明 Z-208
  http://www3.yamada-shomei.co.jp/products/Zlight/Z208.htm

また、この「Z-208」はモニタの後ろに設置して、モニタ上部から机を照らすような配置を考えています。こうすれば、極力周りの影響を抑えることができるはず。このような使い方をするにはこの電気スタンドしかありませんね。

さて、今回のポイントはどのメーカーの高演色性蛍光灯にするかです。

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Eye-One Match 3.6 はすごいかも~!その2

Eye-One Match 3.6 をいろいろとテストしてみました。

せっかくなので、モニタのキャリブレーションとプリンタのプロファイル作成をしてみました。
結果はですね、以前よりもモニタとのマッチングがよくなったようです。

今回の Eye-One Match 3.6 は若干ロジックが改良されたと思われます。
表現が難しいのですが、人肌なんかとってもきめ細かい感じの質感になりましたし、肌色もマゼンタよりにシフトしたように感じます。このあたりはかなりチューニングしたのではないでしょうか?

比較したプロファイルは昨年の12月に作成したものです。今回は同じチャートを使って測色してみました。もちろん、印刷する環境はプロファイル以外はまったく同様にしてあります。

あと気になるマトリックス方式とテーブル方式の差はどうであったかといいますと、

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Eye-One Match 3.6 はすごいかも~!

今日は少し時間ができたので、バージョンアップした Eye-One Match 3.6 について調べています。
そこでいくつかわかったことを書きたいと思います。

細かいところとしては、
 1. トップメニューにソフトウエアの更新ボタンが追加
 2. ターゲットとなる ICC Prorile を選択
 3. ガンマが 1.5 ~ 3.0 まで、0.1 刻みで設定が可能
 4. ICC4.0 対応
 5. プロファイルサイズをスモール(マトリックス)、ラージ(LUT)から選べる

の点が上げられます。
この中で、一番のポイントは 「5. プロファイルサイズでラージ(LUT)」が選べることですね。
これはたぶん、テーブル方式によるプロファイルの作成ができることを意味していると思われます。この方式はプリンタプロファイルなどの、複雑なデバイスプロファイルを作成する場合に向いています。Eye-One Match は PM5 などとは違うので、その精度には疑問が残りますががとっても気になります。

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モニタの明るさチェーック!!

この画像は拾い物(笑)ですが、モニタチェックするには面白そうなので掲載します。
皆さんの、特に液晶モニタの人は、ハイライトやシャドー付近の違いがわかりますか?

それではレッツ・ゴー!!

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インクジェットプリンタ用の写真用紙

前々からやりたかった写真用紙の測定をしてみました。
PLIE さんのところでよく掲載されている「アレ」です(笑)。

自力でここまでやってみましたぁ~!
ちなみに Eye-ONE Photo は 36 ポイントで測色します。(380nm ~ 730nm)
それと測色データは、3回計測した平均値でグラフ化しています。


※クリックすると大きい画面が開きます。

しかし、この結果にはびっくりしました。なんと、最近の超光沢の写真用紙は紫外線をうまく?カットしているが、440nm あたりの色がかなり高い。たぶん、青い... つまり、白い用紙を目指したんでしょうね。きっと。このあたりの理由から、MAXART シリーズでは使われなかったのではないでしょうか。

一昔前の写真用紙は、蛍光剤を使っていたので(すべてではない)、時間が経つと色があせてしまったようです。でも、最近の写真用紙はそこんところが改良されているはずですが、どうなんでしょうかね。

ところでPM写真用紙ですが、かなり優秀な結果ではないでしょうか。

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ホワイトバランス

今回、EOS 20D を購入したのをきっかけに、ホワイトバランスについていろいろと調査していました。

いままでデジタル写真研究所では、透過光によるマニュアルホワイトバランスを推奨してきましたが、最近は少し事情が変わってきているようです。その理由として、デジタルカメラの性能が良くなってきたこと、それによりフィルム時代でも行われてきた色の管理のノウハウが必要になってきたことです。

色の管理のノウハウとは、「色温度」と「色合い」の2つの要素のことです。この2つの要素がホワイトバランスを決定することがわかってきました。これはカラーメーターをお持ちの方ならばすでにお分かりだと思いますが、特に蛍光灯などの光源は色温度だけでは正しくホワイトバランスをとることはできません。銀塩時代でいう「LBフィルター」と「CCフィルター」の2つが必要になるのです。

では、なぜここで「CCフィルター」の機能が必要になるかと申しますと、CCフィルターは蛍光灯などのような演色性の良くない光を補正するものなのです。蛍光灯やミックス光では、太陽光に比べて光の特性がデコボコしているため、CCフィルターを使いこれを補正します。なので太陽光では必要ありません。ちなみに EOS 20D では、このCCフィルターに相当する機能がすでに備わっています。

もっとも、ホワイトバランスを正確に取ることが正しいというわけではありませんが、基本的な考え方と思ってください。それと、マニュアルホワイトバランスは、基準とする画像を Photoshop などの機能にあるスポイトツールでグレーバランスをとる動作と同じことをしているようです(各現像ツールで実験済み)。ですので、特に色合いに関してずれがあると、とんでもない色の画像になってしまうので要注意ですね。

さて、まとめると、太陽光はカメラの基本機能にある「色温度」指定を使う方法が良い。もしくは「太陽光」でもOK。ただし、被写体により記録されている色温度が変化する場合はNGですのでご注意ください。人工光の場合はなんらかの方法でホワイトバランスをとる必要があるといえます。たとえば、ExpoDisc や グレーカードを使ったマニュアルホワイトバランスか、カラーメーターや、i1 Photo などの測色器を使って測定する方法などがあると思います。

まぁ、この辺のことは、Jpeg か RAW か?などさまざまな要素があるのでひとつに限定はできませんが、それぞれの目的により研究する必要がありそうですね。次回以降でいくつかの解決方法をご紹介できればと思います。

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カラーマネージメントの本質とは?

カラーマネージメントっていうと、なんか難しく考えたり、モニタとプリンタとの色あわせみたいなイメージがあります。単純にそれだけならば、高いお金を出して i1 Photo や Photoshop を購入する必要はまったくありません。

でも、実際にデジタルデータを扱うと、もう少し広い視野から考えていかなければクオリティの高い画像やプリントは望めないのです。

確かに、「色あわせ」といった観点から Photoshop や i1 Photo を使うといった見方もありますが、私は少々違います。カラーマネージメントは「色を正しく伝達する仕組み」でしかありません。ルールみたいなものです。決して「Photoshop = カラーマネージメント」でなければ、「i1 Photo = カラーマネージメント」でもありません。

私が考える i1 Photo は、どちらかといえば、それぞれの機器の最大限の能力を引き出すための機械であると考えています。量産品は個体差もあれば、使っているうちに経過年劣化も発生します。インクジェットプリンタでは気温や湿度などの使用環境が変われば色も変わります。こういったいろいろなファクターを考慮し、正確な状態を測定するのが i1 Photo であると考えています。

また、せっかく機器の最大限の能力を測定できても、それぞれの機器に正しく色を伝達しなければ意味がありません。そのために Photoshop が必要なのです。そう、「プロファイル変換」です。もちろん Photoshop はそれだけではありませんが、これがカラーマネージメントにおける重要な機能なのです。

まぁ、簡単に言ってしまうと、

i1 Photo により機器の能力を最大限に引き出し、Photoshop により色の伝達を正しく行うことにより、短時間で最大のクオリティを作り出す。

ということです。これにより無駄なプリントは無くなりますし、今までのプリントがウソのようにクオリティアップします。ホントです。もちろん、他の機材やソフトでも同様の機能があれば問題ありません。

ただ、ここでよく陥るポイントとして、入力されるデータの「質」があげられます。
最近のデジタルカメラの画質は飛躍的に向上しましたが、案外クオリティは高くないということです。多くのカメラは Photoshop などで加工していると思います。できれば撮りっぱなしでプリントしたいものですよねぇ?

私が個人的に思うのは、先の機器がそろっている環境で見る限り、そういったカメラはいまのところ FinePix S3 Pro くらいしか見当たりません。他のカメラの場合は、RAW で撮影して SILKYPIX で現像したり、ワークフローを考えると多少問題があってもCapture ONE PRO といった選択肢もあります。しかし、補正なしで FinePix S3 Pro みたいなストレートな画像を私は見たことがありません。

全ての機材を使ったわけではありませんし、全ての撮影スタイルに合うわけではありませんが、少なくとも、色にこだわる人で、風景写真やスナップ、スタジオ撮影においては

 FinePix S3 Pro + i1 Photo + Photoshop CS + PX-G900(PX-G5000)

は最強でしょう。
ただ、仕事で使うには、カメラのバッファの問題や、RAW 現像が遅いなどの問題もあります。あくまで色に注目した場合です。

めずらしく強気のコメントでしたぁ!!
終わり。

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分光光度計(i1 Photo)について

最近よく、「Monaco と i1 のどちらがいいの?」とか、「どう違うの?」って聞かれるんですよね。そこで、簡単に説明をしたいと思います。基本的には、Monaco であっても i1 であっても、プロファイルの精度に大きな差はないと思います。むしろソフトが使いやすいか? の方が重要です。

ただし...

測色器が違います。
例えば、MonacoEZcolor 2.6 の場合は市販のフラットスキャナを使います。そもそも比色計であるフラットスキャナでは RGB しか読み取れないんです。しかし、実際の色は「赤」から「オレンジ」「黄」「緑」「青」そして「紫」と多くの色からなります。これら全ての色が読み取れないと正確に色を判断することができないのです。

 ■スペクトルの各カラーの波長は以下のとおりです

   赤:630及び700nm
   オレンジ:590及び630nm
   黄:560及び590nm
   緑:480及び560nm
   青:360及び480nm
   紫(UV)は測色しません

   cnt_img2.gif
   ※ http://www.i1color.co.jp より

ちなみに分光光度計である i1 はそれらの光をナノメータ(100分の1ミリ)の単位で測色します。きちんと色を読み取れなければ、正しいプロファイルの作成はできないというわけです。さらに i1 Photo は、反射光/透過光の両方をサポートしているので、Monaco シリーズのようなモニタ用とプリンタ用の2つのセンサーは必要ないのです。ただコストを考えると、Monaco のように反射光と透過光のセンサーを分けた方がいいのでしょうね。

また、Monaco PROFILER や Monaco PROOF、新しい Pulse ColorElite System は、モニタは比色計で、プリンタは分光測色計(分光光度計)です。もちろん、測色器として i1 を使うこともできますけど、あまり意味がないかも知れません。(Monaco のソフトが使いたい場合は有効ですが、コスト高です)

まぁコストも大事ですが、私の個人的な意見としては極めるならば分光光度計の i1 でモニタもプリンタも測色するべきだと思います。

あと最後に基本性能ではなく、発色の傾向(好み)についての感想です。
Monaco 系のソフトは、わりと鮮やか系ですし、i1 系のソフトはナチュラルですね。どちらにせよ、元の画像のよしあしがはっきりと出るので、それを勘違いしてソフトのせいにする人もいます。

私は、本格的にカラーマネージメントをするならば MonacoEZcolor はお勧めしません。それ以上の製品(20万円以上)ならば、買って後悔することはないと思います。

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インクジェットプリンタの推奨環境

先日、PX-G900 の環境(温度との関係)について書きましたが、これが業務用プリンタでも発生していることを付け加えておきます。インクに関しては一般用も業務用もそれほど違うとは思えませんので。

ただ、PX-G900 は最小インクドット 1.5pl のためか結構目づまりします。そうしますと当然色は安定しないので、これを勘違いして性能が悪いという人もいるようです。もっとも、それも性能なのかも知れませんが、きちんと管理すれば問題ないと思いますね。私の場合、あれから部屋の温度を15度以上とし、色を確認する場合はかならずノズルチェックをするようにしています。

ちなみに業務用のプリンタは最小インクドット 4pl 前後となっていますが、これはプリントの粒状感とノズルの目づまりとのバランスで決まっているのではないかと想像します。

それと、インクジェットプリンタの推奨環境を調べてみました。

 ■エプソンの大判プリンタの環境条件
   温度 10℃~35℃、湿度 20%~80%(非結露)

ただし、インターネットで調べてみると 15℃~25℃くらいを推奨しているようですね。
メーカーでも極端に温度の低い環境や、逆に高い環境での品質は保証していませんね。当たり前ですが...

普通に考えれば、すごく当たり前のことですよね。

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PX-G900 は温度管理が必要?

今朝早く部屋の温度計を見たら零度、それからストーブをつけてあったまったころ温度計を見たら18度でした。この間、3時間くらいかけて徐々に温度が上昇したのですが、それでもこれだけの温度差があります。

部屋の温度が上がっても、インクはどれくらい温度があがっているのでしょうか? 仮に同じ18度でも秋と冬に暖房した温度では、インクの液温度に違いがあると思います。

本当はインクの温度がわかるといいのですが、それは不可能なので、しばらくは部屋の温度を見ながら考察してみたいと思います。

私はやりたくないですが、緊急性のある場合はインクを温めると早く色が安定するかもしれませんね(笑)

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気温が下がると PX-G900 の色は赤くなる?

先日、S3Pro の画像をプリントしていたら、なんかとっても赤いプリントになるんです。おかしいなぁって思って、昨年プリントした画像を同一条件でプリントしてみたところ、あら不思議。それも全体的に赤みがかったプリントになるではありませんか! もちろん、昨年プリントした時点ではまったく問題ありませんでした。

そこで、もしやと思いプリンタプロファイルを作りなおしてみたところ、色がばっちり合いました。先回プリントしたのが12月30日で、今回プリントしたのが1月4日なんですが、この間新潟は強い寒気団がきていて、温度も下がり、雪が降ったんですよね。ちなみにプロファイルは11月に作成したものです。

以前より、顔料系プリンタは温度や湿度の影響を受けるのではないかと思っていたのですが、これほど急激な変化は無かったのでわからなかったのですが、今回のはかなり参考になるのではないでしょうか? もちろん、地域によりその影響範囲に差があると思いますが、同様の現象が友人のところでも見られたので気のせいではないと思います。

思いおこせば、夏に向かっては緑っぽくなり、冬に向かっては赤っぽくなる傾向があると思います。もしこれが本当ならば、インクジェットプリンタに関しては、最低でも一ヶ月に一回はプリンタプロファイルを作成しなければならないと思います。

もっとも仕事で色にこだわるならば、一週間に一回はプロファイルを作成する必要があるかもしれませんね。もちろん、厳密には用紙が変わったり、インクを交換したらプロファイルを作成する必要があります。

また、ProfileEditor を使えば、いちいちプリンタプロファイルを作成しなくても補正が可能だと思われますが、正確な補正を行うにはまさに職人技が必要になると思いますので、プリンタプロファイルを作りなおす方が結果的には簡単でしかも精度が高いと思います。

どちらにせよ、色が合わなくなる要素はさまざまなんだなぁって感じました。
みなさんのところではどうですか?

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MonacoEZcolor 2.6

昨日友人のところで、MonacoEZcolor 2.6 + MonacoOPTIX でモニタのキャリブレーションをおこなってきました。

この MonacoEZcolor 2.6 から、モニタのキャリブレーション機能がかなり強化されていますね。中でも環境光を測定し、その色温度に設定するモードがあることにはびっくりしました。この機能は上位バージョンでしか提供されていないと思っていたのに。

ここでキャリブレーションの肝なんですが、プリントが主体の方はお使いの環境光の下で、用紙の白とモニタの白が極力合うように色温度を選択するとうまくいきます。

先の環境光にあわせる方法などではなかなかうまくマッチングしないのですが、用紙の白とあわせるとかなりいい感じにキャリブレーションができます。以前にも書きましたが、やはり色温度は感覚的な白点をあわせるんだと思って取り組む方が良いようです。

で、いろいろとテストしてみたのですが、5500k に設定したらうまくいきました。
それぞれの環境でこの色温度は違うとは思いますが、経験上 5500k ~ 6000k の間でマッチングするとうまくいくことが多いです。

いや~、モニタだけであれば MonacoEZcolor 2.6 でも十分な性能であることが確認できました。

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インクジェットプリンタのガモット(色域)は本当に広い?

プリンタプロファイルを調べているうちに、面白いことがわかってきたのでご報告いたします。

よくインクジェットプリンタのカタログで、「sRGB を超えた色域...」 なんていう宣伝を目にしますが、これって実は鵜呑みにできないんですよね。色域って立体的に見なければならないんです。

でも、通常は平面で見ています。ということは、何かが抜けているんですよ。インクジェットプリンタの場合、CIE(x,y)で表現されていると思われますが、これには明度(L)があるんです。たぶん明度(L)=50 くらいの値を使って比較していると思われます。この明度を変えてみるとその評価も変わってきます。とりあえず下の図を見てください。

 ※i1 Photo、Eye-One Match 3.0.1 にて各プロファイルを作成し、ProfileEditor にて評価
 ※画像はクリックすると大きく表示できます

 ■sRGB(青色) と PX-G900(黄色) L=50 と L=12
 

 ■sRGB(青色) と T760(黄色) L=50 と L=12
 


 ■sRGB(青色) と フロンティア(黄色) L=50 と L=12
 

PX-G900 の場合、L=50 では、確かにグリーンの色域が広いのですが、L=12 で見るとずいぶん小さくなってしまいます。これはL=80 でも同様の傾向になります。

また、色域が狭いといわれているモニタ(EIZO T760)は、プロファイルを見てみると sRGB とほぼ同じ色域なんですよね。ですので、一部の色域を除けばモニタの方がインクジェットプリンタよりも色域は広いといえます。また、フロンティアは全体的に狭く、sRGB の色域内に収まっていることがわかります。

とはいえ、色域が狭いからといって、色が良くないともいえないんでしょうね?
たぶん、インクジェットプリンタは人間の目に見える範囲に的を絞った結果がこれなんだと思います。

まぁ、ここで重要なことは、もともと機械が持っている特性を知るってことなんですよね。これを知っていないと、どうやってもその機械で出ない色を出そうとムキになっても仕方が無いんです。そういったことを理解して使いこなすことが重要なんですよね。そうしないと画像処理やプリントではまってしまいます。

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EPSON PX-G920 用のプロファイル

EPSON の PX-G920 用の ICC プロファイルがダウンロード可能になっていました。

 ■EPSON ICC プロファイル
  http://www.i-love-epson.co.jp/products/icc/

PX-G900 で試してみたのですが、若干彩度があがっているようですね。
本体の性能はあまり変わっていないと思うんですけど、これってどうなんでしょうか?
ドライバ以外にもバージョンアップしているのかなぁ?
今回は PX-G5000 を購入しようかと考えているので、入手したら比較をしてみようと思います。

私個人としては、インクジェットはあくまでチェック用と考えています。最終プリントはもちろんフロンティアです。
特に顔料系のプリンタの場合、写真を重ねると傷がつきやすいし光沢感がいまいちですが、色の安定度がいいので、まさにチェックには最適です。これをフロンティアだけでチェックするには時間と手間がかかってしまうので、現実的ではありませんね。

それと、PX-G900 のときもそうだったんですけど、EPSON 純正のプロファイルって MAC 用じゃないかと思うんですよね。つまりガンマ 1.8 じゃないかと。少し明るくすると i1 Photo とほぼ同じ明るさになります。

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i1 Photo を使い込んでいくと2つの問題にあたる

結局のところ、i1 Photo でつめていくと、2点ほど壁にぶつかります。
それは「無彩色のグレーバランス」と「色のマッピング」の調整ができないことです。

今回、フロンティアなどの業務系のプリンタと、インクジェットプリンタのプリンタプロファイルを作成してみたのですが、フロンティアや PM-4000PX ではきれいなグレーがでるのに、PX-G900 となると i1 Photo は18%グレー以下が赤っぽく、MonacoPROFILER は18%グレー以下が緑っぽくなりました。

この色の違いはあれ、PX-G900 を使うには少々コツがいるようですね。(MonacoPROFILER でのプロファイル作成は今年の1月ごろに作成したものです。厳密には同一条件ではありません)

 ※スキャニング画像では i1 Photo も Monaco も PX-G900 のスケールは緑に偏っていますね…

 ■i1 Photo + FRONTIER
 FRONTIER.jpg

 ■i1 Photo + PX-G900
 i1_Photo.jpg

 ■MonacoPROFILER + PX-G900
 Monaco.jpg

そもそも、i1 Photo は単にプリンタの性能を測定しデータ化しているだけなので、ある意味プリンタの素性がはっきりとするわけですが、どうやら安い?インクジェットプリンタは、無彩色グレーバランスにバラツキがあるのではないか?もしくは、インクジェットプリンタは計測が難しいのではないかと思われます。

これは例えば PM-4000PX には、グレーバランサーといったソフトが海外にあって一時期騒がれましたが、こんなツールがあるってことは、やはり個体差があるのでしょうね。でも、私のところの PM-4000PX はこのグレーが結構きれいに出ていました。まぁ、こういったところにコストがかかっているのでしょう。

この無彩色のグレーバランスばかりは i1 Photoではどうしてみようもありませんが、どちらにせよプロファイルの無彩色グレーバランスがとれれば、どちらのツールでもまったく問題はありません。

あっ、少々脱線しますが PX-G900 って2~3ヶ月に一回くらいは、全インクカートリッジをはずして良く振ったほうが色が安定するようです。夏場だけなのかもしれませんが、私の PX-G900 はそれで黄色かぶりから脱出しました。ちなみに PX-G900 のインクは1年以上前に製造され、かなり古いものしか流通していないように感じます。(当方が田舎に住んでいるためかも知れませんが…)

さて話を戻します。

そこで ProfileEditor や MonacoPROFILER の登場ってことになるんですが、これらのツールには、この無彩色グレーバランスをとる機能と、先般から問題視していた、明るい黄色が飛んでしまうところを補正する「セレクティブカラー」といった機能があります。また、MonacoPROFILER には、グレーをグレーにするって機能があったような気がきます。こういったときに使うんでしょうね。どうやら最後はこれらの機能が必要になるようですね。

とりあえず現状では、プロファイル変換方法を「知覚的」で変換することと(少し緩和される)、Photoshop の「色相・彩度」のレイヤーで飛んでしまう色を補正するしかありません。あとはお金との相談になりますね(笑)

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i1 Photo と MonacoPROFILER の比較

以前から、この2つの性能についてチェックをしてきましたが、今回は FUJICOLOR のフロンティアを使ってテストしてみました。インクジェットプリンタの場合、どうしても湿度とか気温の条件が入ってくるため、同じ日の同じ条件でプロファイルを作成しなければ純粋な比較はできませんが、フロンティアの場合はそういった要素がかなり少ないので、ある意味今回のテストは正確なものかも知れません。

まずはテストの概要ですが、マクベスのカラーチェッカーを撮影した画像を C1 PRO 3.5.1 で現像し、これを i1 Photo とMonacoPROFILER で作成したプロファイルを使って変換し、近くのキタムラさんへプリントを依頼しました。もちろん、どれもキャリブレーションをとっていただいてからのプリントです。そうした画像を EPSON GT-9800F でスキャニングし、Photoshop で切り取りして HP に掲載しています。

余談ですが、i1 Photo で作成したプロファイルは、プロファイル変換で「相対的な色域を維持」を使う場合、黒点は必ず「オン」にしてください。そうしないとシャドー側が浮いた感じになってしまいます。

ではまずサンプルを見てください

■i1 Photo で作成したプロファイルで変換
i1_Macbeth.jpg

■MonacoPROFILER で作成したプロファイルで変換
MP_Macbeth.jpg

ここでの注意点は i1 Photo で作成したプロファイルは、見た感じ彩度の高い「黄色」が再現できていません。オリジナルチャートの撮影でもそうでしたが、鮮やかな色は不得意なようです。これが下のサンプルのような花の写真(花の中心の黄色)の場合は色が死んでしまいます。これを直すには ProfileEditor が必要ですね。

逆に、茎の部分をみてほしいのですが、MonacoPROFILER の方は緑が黄緑になっています。ここの部分は i1 Photo の方が正しい色です。まぁ、一長一短なのかもしれませんが、私の独断と偏見で言わせていただくと、 i1 Photo は測定した結果をそのままの状態を作りこんでいて、MonacoPROFILER は強引に色をあわせているって印象です。それで緑が黄緑になってしまっているのではないかなぁ?

インクジェットプリンタの場合はガモットが広いためか、こういった現象はどちらのツールにも見られないので、基本的な性能の差はあまり無いように感じます。ただどちらのツールを使っても、フロンティアでは鮮やかな赤が表現できないので、晴れ着みたいな服をプリントするのはキツイかもしれません。お仕事で使う場合は要注意です!

■i1 Photo で作成したプロファイルで変換
i1_sample01.jpg

■MonacoPROFILER で作成したプロファイルで変換
MP_sample01.jpg

さて、最後は「C1 PRO 3.5.1 + プロファイルカスタマイズ」の画像と「Digital Photo Professional」の比較です。これはどちらも i1 Photo で作成したプロファイルを使って変換後プリントしたものです。注目するところは、空の青さや緑の感じです。この画像はPLフィルターを使っていますので、もち、C1 PRO 3.5.1 で現像した方が私の印象にきわめて近いです。

どちらも色温度を 5,200k として現像しました。また、C1 PRO 3.5.1 はコントラストを「Hi」に、DPP はトーンカーブ特性を「カスタム:強?」とし、色調整を「忠実設定」にしてあります。それ以外は撮影データのままです。

■C1 PRO 3.5.1 で現像し、i1 Photo で作成したプロファイルで変換
i1_sample02.jpg

■Digital Photo Professional で現像し、i1 Photo で作成したプロファイルで変換
MP_sample02.jpg

さて最後にまとめですが、i1 Photo でも MonacoPROFILER でも、かなり忠実な色を表現できます。ただインクジェットプリンタの場合は、ツールの性能以外の要素(環境の問題や個体差)が影響してバラツキが多いように感じます。

それと最後に PX-G900 もフロンティアも i1 Photo ではまったく問題なくプロファイルが作成できたことを付け加えておきます。

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EIZO から FlexScan L797 発売

EIZO から新しい液晶モニタ、 FlexScan L797 が発売になりました。(かなり古い?(笑))
ColorEdge シリーズはちょっと高い…といった方にはお勧めです。

 ■FlexScan L797
  http://www.eizo.co.jp/products/lcd/l797/index.html

photo.jpg

このモニタの最大の特徴は、低色度変位・広視野角・高色純度タイプのパネルを使っていることです。
これはたぶん、ColorEdge CG19 と同じパネルだと思われます。

 ・パネル:カラーTFT液晶パネル(低色度変位・広視野角・高色純度タイプ)
 ・視野角:水平170゜/垂直170゜
 ・コントラスト比:450:1
 ・推奨解像度:1280×1024

また、私が気になる特徴として

 ・中間階調の応答速度に優れた最新液晶パネルを採用
 ・滑らかな階調を提供するガンマ補正機能

などがあげられます。
ただし、こちらの液晶はカラーマネージメント(i1系)対応ではないようです。付属のソフトも「ScreenManager Pro for LCD」になります。でも、もとのパネルの性能がよければ、i1 Photo の基本機能で十分に威力を発揮するのではないでしょうかね。

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カラーマネージメントの基本

以前、掲示板でご紹介したカラーマネージメントの勉強会のまとめを引っ張ってきました。
講師はあの「小山壮二」氏です。かなり重要なポイントが沢山あったのでここでもう一度確認の意味でピックアップしてみました。

■カラーマネージメント
カラーマネージメントを日本語的に訳せば「色彩の伝達手段」である。例えば「ガモットの違うデバイス間同士の色データを伝達する」といった言い方をすると分かりやすい。また、プロファイルは正確に色彩を伝達するものであり、そこに色を加えてはいけない。

■D50光源
「D50」と「5000k」はまったく別物である。D50とは自然界の光(太陽光)を人間の感覚を基準にサンプリングして決めているもので、5000kはある黒体を熱していった場合の色の変化を基準に決めているものである。よってD50光源の方が5000kに比べて若干緑っぽくなる。ここで大事なことは、基準がD50であること。これは人間のサンプリングの結果から自然に導きだされた値である。なので、印刷物にしてもモニタにしてもまずは人間の目をD50光源でキャリブレートすることから始まる。そうしなければ色の正しい評価はできない。

■デジタル写真はまず元画像の正しい評価から
観察する力が大切。後から昔の写真を見たとき、「あれ」って思うことが良くあるが、これはその観察力に問題があった場合が多い。つまり元の画像の出来が悪いと良い写真にはならない。ただし、意図的に色をいじった場合はその限りではない。大切なのは、そのときの色の状態を正しく意識して、おかしい色は意図的に変えることである。

■ホワイトバランス
グレーバランスとホワイトバランスは根本的に考え方が違う。
そもそもグレーバランスとは、機械的にグレーのバランスをとることである。言い換えると無彩色のバランスを整えることである。また、ホワイトバランスとは写真的なバランスのことである。例えば夕方は赤いとか、日陰は青いとか、そういった不陰気で調整するもので、これは一律にカメラ側で処理できるものではない。(人間的な感覚で決めるものである)

■色彩バランス
色の組合せによるバランスをとることが大切。例えば肌色をとってみた場合、ハイライト、中間、シャドーでそれぞれ彩度と明度が違う。特にハイライトと中間の色が接近していると人肌の感じが出ない。また、りんごとバナナを並べて撮影した場合、普通はりんごの方が鮮やかに見えるはずだが、カメラによってはバナナの方が鮮やかになるものもあるので、こういったバランスをとることが大切。

■カラーバランス
これは Photoshop のカラーバランスと同じ意味。

■シャープネス
基本的には拡大した画像は「弱く」、逆に縮小した画像は「強く」かけるのが普通。
当然、四つ切とL版ではシャープネスの強さを変えなければならない。

■LCDのキャリブレーションでの注意点
LCDの場合、明るさの調整はバックライトの明るさを調整するだけなので、明るさを上げていくと、ハイライトが255をオーバーしてしまう。そういった状態でキャリブレーションをしても、色が飛んでいては正確なキャリブレーションは望めない。つまりLCDはハイライトに弱いということ。

CRTは電子ビームの出力を制御しているため、明るさをいくら上げていってもハイライトは250くらいより上に上がらないようになっている。つまりハイライトに強い。ただし、シャドーについてはLCDの方が強く、CRTの方が弱い。

また、キャリブレーションツールで調整する前に、ある程度ハード的に明るさや色の微調整をしてからツールでキャリブレーションをとった方がトーンジャンプが起きにくい。ただし、今のところこのようなサポート機能がついているのはスパイダープロのみ。

また、OPTIX を使う場合は USB の接続を極力パソコン本体から取ること。そうしないと電源が安定しないため、正確なプロファイルの作成ができない場合がある。

■デジタル写真におけるライティング
基本的にデジタルのライティングは最低2つのライティングで明暗を作る。一灯では良い色はでない。また、デジタルの露出はハイライト基準で絶対に飛ばないように撮影し、シャドーはあとからトーンカーブを少しいじって「作る」のが基本。

■モアレ
デジタルでは避けて通れないものである。が、偽色や色モアレは対処できる。その判断は Photoshop で「Lab」カラーに変換して、「L」チャンネルを見る。ここでモアレが発生している場合はどうしようもない。ただ、これはほんのわずかに被写体との距離を変えて撮影することにより回避が可能である。

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i1 Photo と C1 PRO 3.5

本日、i1 Photo を触る機会がありましたので、早速使ってみました。
そこで、驚きの事実が判明したのでご報告させていただきます。

以前から言われていた、基本性能についてはいまさら書く必要は無いと思いますが、一番驚いたのは、モニタのキャリブレーション能力です。今までいくつかのツールを使ってきましたが、過去最高のできばえです。グレーバランスとシャドーの諧調(色かぶりも含む)が特に優れていて、他のツールではどこか色がしっくりとしませんでしたが、i1 Photo では一気に解決です。

また、C1 PRO との相性が良く、モニタのキャリブレーションをとってからプリントすると何も調整しなくても色がばっちり合いました。もしかすると C1 PRO の開発者は i1 を使っているかも知れませんね。もちろん、プリンタプロファイルも i1 で作成しました。(なぜが Photoshop CS の画面とは微妙に色やコントラストが合わないんですよね)

テストチャートなどの印刷を比較した場合もグレーバランスとシャドーの諧調が優れていて、ノドに何かつかえていたものがとれた感じがしました。すっきりって感じです。

ただ、Monaco Profiler と比較した場合、絶対的な彩度(CMYとRGB)は Monaco の方が広いようですが、実際には黄色やシアンが不自然に明るかったり、はたまた若葉の緑が黄色になるなど、不自然な色が多いのも事実なんですが、i1 Photo ではそれが一切ありません。現実に見える色のチューニング?がすばらしくよくできています。

モニタがしっかりしていれば、もしかするとエプソンの純正プロファイルもよみがえるのかもしれませんね。

Monaco Profiler と i1 Photo を使ってみてわかったことは、基本性能はどちらも優れていて、甲乙つけがたい感じがしますが、 モニタに映し出された画像やプリントされた写真をチェックしてみると、i1 Photo + C1 PRO が間違いなく最強のコンビだと確信できます。

また、カラーマネージメントツールは複数の組み合わせではなく、できれば一つのツールで統一した方がやりやすいと思います。ツールが違うと基準が変わり、結構色を合わせるのが大変です。

私も資金の都合がつきしだい購入しようと思いま~す。


P.S
インクジェットプリンタとはいえ、プリンタごとの個体差って結構あるんですね。
例えば、同じエプソンの PM-4000PX でも、他のプリンタパッチで作成したプロファイルでは良い色がでませんでした。仕事でお使いの方は必須アイテムですよ。

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icc プロファイルを正しく使えてます?

最近 icc プロファイルにつて気になっていることがあります。
それはプリント時における icc プロファイルの正しい使い方です。
な~んだ、そんなことかって思われるかもしれませんが、次のことをチェックしてから読んでみてください。

 1. カラーマネージメントシステムを利用できるソフトを使っているか?(Photoshop等)
 2. 印刷物とのマッチングを確認するとき、Photoshop でいう「校正」相当の機能を使い、
   icc プロファイル変換された後の画像とプリントを比較しているか?
 3. モニタのマッチングは「校正」機能で表示された色と微調整されているか?
 4. 蛍光灯はもちろんAAA演色?

今日のテーマは「2.」です。
実は icc プロファイルってプロファイルを作成するツールやパッチを作成した環境(主には温度と湿度)、編集をした場合はその考え方等によりさまざまなプロファイルが出来上がっています。

また印刷の場合はプリンタのガモットの方が小さい場合が多く、そうなると色のマッピング方法(アルゴリズム)が非常に大事になってきます。これらのさまざまな条件からその印刷結果を判断して、レタッチ等をしなければならないのですが、、この問題を解決できるのが「校正」なのです。

この校正を使うことにより、プロファイルの個体差や変換方法によって大きく色が変わってしまう色や明るさを事前にチェックし補正をかけたり、モニタとプリントのマッチングする場合は、きちんと変換した結果が正しく印刷されているかを校正後の画像とチェックしなければなりません

もっとも、プロファイル変換後の色がモニタ上でそれほど変化がない場合はいちいち校正で確認しなくても良いと思いますが、できるだけモニタで追い込みたい人にとっては重要です。(それでも限界はありますけどね…)

例えば、MonacoPROFILER で作成した icc プロファイルを使って印刷する場合、プロファイルの変換方法を「知覚的」と「相対的な色域」では、色や明るさがかなり違います。これは変換方法の違いからくるものですが、もしモニタとのマッチングを見る場合や、微妙な色をモニタで追い込むならば、「校正」から判断しなければなりません。

ちなみに MonacoPROFILER の場合は「相対的な色域」で変換かけると画面との違いが感じられません。相性がいいのでしょうかね。しかし、EPSON のプロファイルの場合は「知覚的」での変換を推奨しています。これは「知覚的」で色を微調整しているためです。実際にプリントしてみると全体的に少し赤く印刷されるます(これは開発者に聞きましたので間違いありません)。私個人としては、こういった色の味付けは好ましくないと考えていますが、これはそのうち答えがでてくるでしょう。

さて、これをお読みになった「あなた!」せっかくの icc プロファイル、正しく使えてますかぁ?

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プリンタプロファイル作成における注意点

プリンタプロファイルの作成にあたり、新たな注意事項がわかりました。

それは、「温度」です。
前々からおかしいなぁって感じていたのですが、今朝、偶然にもパソコン立ち上げと同時にテストチャートをプリントしたものと、2時間ほどして部屋があったまってからもう一度同じチャートをプリントしてみたものを比べたところ、グレーバランスに違いが見えました。

正確には「湿度」も関係しているかもしれませんが、少なくともインクジェットプリンタでは十分に部屋が暖まってからプリントした方が良いようです。これが事実ならば、プリンタプロファイル作成用のパッチも温度や湿度の影響を受けるのではないかと思われます。

もしそうならば、それぞれの環境別にプリンタプロファイルを作らなければなりませんね。多分原因はインクか用紙の問題かなぁって思います。っていうか、それ以外ないか…(笑)

それと、PLIE さんのご指摘されていた「双方向印刷におけるバラツキ」について私なりに思うのは、キヤノンのインクジェットプリンタがそうであったように、インクカートリッジの順番がその原因かと思います。インクジェットプリンタの場合はその仕組みから、どうしても重ね打ちになるわけですが、そうすると右から印刷した場合と左から印刷した場合で、微妙に色の出方が違うんでしょうね。

プリンタプロファイルの作成は、常温で「双方向オフ」が基本のようです。

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