Home > カラーマネージメント研究室 > Eye-One Photo Archive

Eye-One Photo Archive

i1 Pro (測定器) がキャリブレーションに失敗する

昨日、久しぶりにプリンタプロファイルを作成しようと思ったら、測定器のキャリブレーションでエラーが出ました。

うわぁ~、もしかして壊れたかもぉ~!!

あわててネットで調べてみたところ、どうやら測定器に内蔵されているタングステンランプの劣化や寿命により充分な光量が得られないとエラーになるらしい。先日のモニタキャリブレーションには使えていたので、あれっ、おかしいな? と思ったのですが、反射光を読むプリンタパッチの場合はダメらしい。

Continue reading

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Eye-One Match 3.6 のカラフルガモットマッピングテクノロジー

Eye-One Match 3.6 から導入された、カラフルガモットマッピングテクノロジー(シャドー部のディテール再現や滑らかな階調表現、鮮やかな発色)について、簡単なテストをしてみました。

今回の実験に使ったプロファイルは、昨年12月に測色したデータを「Eye-One Match 3.4」で作成したプロファイルと、「Eye-One Match 3.6」で作成したプロファイルを使い、テスト画像をPhotoshop CS2 にてプロファイル変換をして掲載してみました。

Continue reading

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Eye-One Match 3.6.1 へアップデート

久しぶりの書き込みです。
最近は子供の面倒を見て終わる日々が続いております(笑
ようやく落ち着いてきたので、少しはブログが書けそうです(苦笑

さて、Eye-One Match 3 が v3.6.1 へバージョンアップしていましたので、昨日早速アップデートをしました。ざっと見てみましたが機能的にはあまり変わっていないようです。

久しぶりの書き込みでこれで終わりでは寂しいので、今日はある実験をしていて起こった不思議なことについて書き込みをしたいと思います。

Continue reading

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Eye-One Match 3.6 はすごいかも~!その2

Eye-One Match 3.6 をいろいろとテストしてみました。

せっかくなので、モニタのキャリブレーションとプリンタのプロファイル作成をしてみました。
結果はですね、以前よりもモニタとのマッチングがよくなったようです。

今回の Eye-One Match 3.6 は若干ロジックが改良されたと思われます。
表現が難しいのですが、人肌なんかとってもきめ細かい感じの質感になりましたし、肌色もマゼンタよりにシフトしたように感じます。このあたりはかなりチューニングしたのではないでしょうか?

比較したプロファイルは昨年の12月に作成したものです。今回は同じチャートを使って測色してみました。もちろん、印刷する環境はプロファイル以外はまったく同様にしてあります。

あと気になるマトリックス方式とテーブル方式の差はどうであったかといいますと、

Continue reading

  • Comments (Close): 2
  • TrackBack (Close): 0

Eye-One Match 3.6 はすごいかも~!

今日は少し時間ができたので、バージョンアップした Eye-One Match 3.6 について調べています。
そこでいくつかわかったことを書きたいと思います。

細かいところとしては、
 1. トップメニューにソフトウエアの更新ボタンが追加
 2. ターゲットとなる ICC Prorile を選択
 3. ガンマが 1.5 ~ 3.0 まで、0.1 刻みで設定が可能
 4. ICC4.0 対応
 5. プロファイルサイズをスモール(マトリックス)、ラージ(LUT)から選べる

の点が上げられます。
この中で、一番のポイントは 「5. プロファイルサイズでラージ(LUT)」が選べることですね。
これはたぶん、テーブル方式によるプロファイルの作成ができることを意味していると思われます。この方式はプリンタプロファイルなどの、複雑なデバイスプロファイルを作成する場合に向いています。Eye-One Match は PM5 などとは違うので、その精度には疑問が残りますががとっても気になります。

Continue reading

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Eye-One Match 3.6

Eye-One Match 3 が 3.6 にバージョンアップしました。
下記のアドレスを参照してください。

今回は ICC2.0 ICC4.0 の対応など、機能面でかなり改良があるようです。
また、今回の目玉は「x64」対応です!!
時間を見てまた試して見たいと思います。

 ■GretagMacbeth
  http://www.gretagmacbeth.com/products_eye-one-photo_software

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Eye-One Match v3.4

Eye-One Match v3.4 がダウンロード開始になりました。前回の v3.3 では「Eye-Oneチャート測定キット」に対応、今回のバージョンアップは「Eye-One iO」に対応したようです。性能はわかりませんが、インターフェースの画面が若干変わっていました。

しかし 12月7日発表になった、最新パッケージへの優待アップグレード「Eye-One Loyalty Program」は正直迷っています。モニタとプリンタのプロファイルが作れれば、他の機能を使うことは無いし、測定回数が増えたといっても、性能自体が向上したわけではなさそうなので、大きな違いはないのかなと思っています。それで15万円は...ですね。う~ん、どうしようかな。

私はすでに「Eye-Oneチャート測定キット」を注文しているので、来週そのご報告ができると思います。

■Eye-One Match v3.4
 http://www.gretagmacbeth.com/products_eye-one-photo_software

 -NEW Eye-One Match V3.4 Software
 -Eye-One Diagnostics 2.3 Utility

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Eye-One Match 3.2a 日本語版リリース

かねてよりうわさのあった、Eye-One Match 3.2a の日本語版がリリースされました。

日本バージョン「i1 Pro Photo」に対応したようです。
デジタルカメラのアイコンが増えています。モニタプロファイルを作成してみましたが、特に機能の変更は無いようです。

 → Eye-One Match 3.2a ダウンロード

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

i1 OPERATION HANDBOOK (マニュアル)

i1 OPERATION HANDBOOK がダウンロードできるようになっていました。かなり詳細なマニュアルです。これでようやく i1 Share の使い方をマスターできそうです。今後は色の判断として、印刷した結果を測色したいと思っています。例えばメーカー純正のプロファイルとの比較みたいなことを考えています。

これを読んでいて気になった点として、モニタ(CRT)のキャリブレーションのときに、カット・ゲインの調整ができるモニタの場合、カットは使わずゲインのみで調整するような指示がありました。

■EIZO T760 のヘルプ画面
 

それと、プリンタパッチを印刷してから測色するまでの時間は、顔料系で1時間以上、染料系で3時間以上を目安にするように書いてありました。ご参考までに。

■ i1 OPERATION HANDBOOK
 i1ope_manu.jpg

→ マニュアル(PDF) (http://www.i1color.co.jp/file/support/i1_op_hb2005.pdf)
→ 製品情報 (http://www.i1color.co.jp/products/index.html)
→ i1color (http://www.i1color.co.jp/)

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

分光光度計(i1 Photo)について

最近よく、「Monaco と i1 のどちらがいいの?」とか、「どう違うの?」って聞かれるんですよね。そこで、簡単に説明をしたいと思います。基本的には、Monaco であっても i1 であっても、プロファイルの精度に大きな差はないと思います。むしろソフトが使いやすいか? の方が重要です。

ただし...

測色器が違います。
例えば、MonacoEZcolor 2.6 の場合は市販のフラットスキャナを使います。そもそも比色計であるフラットスキャナでは RGB しか読み取れないんです。しかし、実際の色は「赤」から「オレンジ」「黄」「緑」「青」そして「紫」と多くの色からなります。これら全ての色が読み取れないと正確に色を判断することができないのです。

 ■スペクトルの各カラーの波長は以下のとおりです

   赤:630及び700nm
   オレンジ:590及び630nm
   黄:560及び590nm
   緑:480及び560nm
   青:360及び480nm
   紫(UV)は測色しません

   cnt_img2.gif
   ※ http://www.i1color.co.jp より

ちなみに分光光度計である i1 はそれらの光をナノメータ(100分の1ミリ)の単位で測色します。きちんと色を読み取れなければ、正しいプロファイルの作成はできないというわけです。さらに i1 Photo は、反射光/透過光の両方をサポートしているので、Monaco シリーズのようなモニタ用とプリンタ用の2つのセンサーは必要ないのです。ただコストを考えると、Monaco のように反射光と透過光のセンサーを分けた方がいいのでしょうね。

また、Monaco PROFILER や Monaco PROOF、新しい Pulse ColorElite System は、モニタは比色計で、プリンタは分光測色計(分光光度計)です。もちろん、測色器として i1 を使うこともできますけど、あまり意味がないかも知れません。(Monaco のソフトが使いたい場合は有効ですが、コスト高です)

まぁコストも大事ですが、私の個人的な意見としては極めるならば分光光度計の i1 でモニタもプリンタも測色するべきだと思います。

あと最後に基本性能ではなく、発色の傾向(好み)についての感想です。
Monaco 系のソフトは、わりと鮮やか系ですし、i1 系のソフトはナチュラルですね。どちらにせよ、元の画像のよしあしがはっきりと出るので、それを勘違いしてソフトのせいにする人もいます。

私は、本格的にカラーマネージメントをするならば MonacoEZcolor はお勧めしません。それ以上の製品(20万円以上)ならば、買って後悔することはないと思います。

  • Comments (Close): 1
  • TrackBack (Close): 0

Eye-One Match 3.1 リリース

Eye-One Match 3.1 がリリースされました。

主な内容は、今回の i1 Pro Photo から対応になった「イージー」チャートが追加になったもようです。その他の変更は、バグフィックスのようです。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

i1 シリーズ 2005年モデル

2005年3月上旬発売の新ラインナップの紹介です。

この中で注目なのは「i1 Pro Photo」です。これは「i1 Photo」のバージョンアップ版です。
センサーは変わっていないようですが、プロファイルエディタやデジタルカメラプロファイル機能(ColorChecker SG 付き)が追加されているようです。スキャナも標準で対応になるようですね。うらやましいっす!

ただし、プロファイルエディタとデジタルカメラ機能は4月下旬ころの対応になるようです。

 ■2005 New i1 Line up
  http://www.i1color.co.jp/file/product/2005_i1_new_line.pdf

それと今回から、Web 販売の「i1 Design」 198,000円(税別)も新たに追加されました。
大きな違いとしては、プリンタパッチが45パッチ(イージー)と少ないことです。スピード重視なんですが、たぶん仕事で使うにはパッチ数が少なすぎますね。まぁ、CMS導入パッケージなので、仕方ないですかね。

今から購入した方は、無料でバージョンアップできるそうです(ソフトだけなので問題ないと思います)。旧モデルのバージョンアップって無いのかなぁ?

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Eye-One Match 3.0 のその後

Eye-One Match 3.0 ですが、その後の続きを書きたいと思います。

先日も書きましたが、一番の特徴はモニタプロファイル作成機能が強化されている点です。
新たに発見したことは、マルチモニタに対応している点です。仕組みがどうなっているのかわかりませんが、会社のCRTと液晶モニタのマルチモニタのキャリブレーションができました。

ただ液晶モニタなんですが、会社の使用環境では 6500K のキャリブレーションがうまくいきませんでした。これはRGB調整でバランスがうまくとれなかったことと、さらにそのまま続けても、画像の色が出ないことからそのように判断しました。原因はいろいろ考えられますが、蛍光灯の問題が一番ではないかと思います。また、液晶モニタも古いので性能的な問題かも知れませんね。

次に、キャリブレーション後にその結果を評価できる画面をご紹介します。
これです↓

 ■Eye-One Match 3.0 のキャリブレーション後に出てくる画面
 Eye-One Match.jpg


この画面にキャリブレーション結果を測定したグラフが表示されるのですが、これが結構面白いんですよ。ガンマ2.2 で調整するとグラフはほぼリニアになります。ガンマ1.8 で調整すると、真ん中が持ち上がったグラフになります。これは、Windows 環境だからなのか、それともモニタがそもそもガンマ2.2 なのかわかりませんが、興味深いところですね。

また、環境光の測定(色温度とルックス)ができ、プロファイルの管理機能(一週間ごとに測定?)も強化されているようです。これは追ってレポートしたいと思います。

それと、EIZO のCRTモニタは「ゲイン」と「カットオフ」の2種類のキーでRGBを調整します。これは「白点」と「黒点」の調整とも言われ、モニタのRGBをハイライト側とシャドー側の2点で調整しようというものです。これは使い方がわかっていると非常に重宝する機能ですが、意味がわからないと逆に迷惑な機能となります(笑)。だって、どっちを使ったら良いのか迷ってしまうんですから。

実は今回の Eye-One Match 3.0 を使えば、どちらを調整すればよいのかが一目瞭然でわかることが判明しました。それはさっきのキャリブレーション結果のグラフを使うのですが、もし、黒(ゲイン)のRGBが狂っている場合、グラフのシャドー部分のグラフが直線ではなく、RGBがばらばらになります。

今回、CRTモニタを2台ほど調整してみたのですが、EIZO T760 は白(カットオフ)側の調整で、EIZO T565 は黒(ゲイン)側の調整をするとグラフがリニアになりました。ただし、EIZO T760 に関してはすでに5年経過しているモニタなので、それが正しい評価なのかは疑問が残ります。でも、これが良かったのか、あれだけてこずった赤みがきれいに取れました。正直、ここまで色が合うとは期待していませんでしたので、感動ものです。

  • Comments (Close): 2
  • TrackBack (Close): 0

Eye-One Match 3.0 日本語版

ここに来ている方だけにこっそり教えます。

i1 Photo 付属の Eye-One Match 3.0 日本語版がインターネット上に落ちていました。最新バージョンです。偶然見つけたので、早速インストールしてみました。今のところまったく問題はありませんが、インストールされる方は自己責任でお願いいたします。

 ■Eye-One Match 3.0
  http://www.pictureflow.com/products/eye-one_display/index.html

一番期待していた、明るい黄色などのマッピングは変わらなかったのですが、モニタプロファイルの作成機能が強化されていました。例えば、環境光の測定(色温度や輝度)が入ったこと、操作画面の変更、作成後のプロファイル管理画面の追加が上げられます。それと、細かいことですが、読み取りエラーが完全になくなりました。

今回 i1 Photo とは関係ないのですが、改めて感じたことは、モニタキャリブレーションの順番として、ハード的に調整できる部分をしてから、ソフト的な調整をするってことです。これは特に液晶などの場合、ソフトだけで強引に色を合わせるとトーンジャンプなどがおきやすいことを防ぐ有効な手順なんですよね。

i1 Photo では、手動でハード側の調整をするわけですが、CRTの場合、これを飛ばしてもそれほど大きな波状をきたすことはないようです(実験してみました)。つまり、最後はソフト的に調整してしまえば結果はほぼ同じになりますが、ハード的に調整した方がモニタの能力を最大限に引き出せるので、そちらをお勧めいたします。

なぜそんなことを書いたかと申しますと、私の環境(EIZO T760)では、前のバージョンのように、ハード側の調整でRGBがきれいにそろわなかったんです。それで、いろいろなパターンをトライしたのですが、全て結果が同じになったというわけです(これってもしかしてバグ?)。

昨日は途中で寝てしまったので、本日引き続き調査をしてみようと思います。

  • Comments (Close): 4
  • TrackBack (Close): 0

i1 Photo を使い込んでいくと2つの問題にあたる

結局のところ、i1 Photo でつめていくと、2点ほど壁にぶつかります。
それは「無彩色のグレーバランス」と「色のマッピング」の調整ができないことです。

今回、フロンティアなどの業務系のプリンタと、インクジェットプリンタのプリンタプロファイルを作成してみたのですが、フロンティアや PM-4000PX ではきれいなグレーがでるのに、PX-G900 となると i1 Photo は18%グレー以下が赤っぽく、MonacoPROFILER は18%グレー以下が緑っぽくなりました。

この色の違いはあれ、PX-G900 を使うには少々コツがいるようですね。(MonacoPROFILER でのプロファイル作成は今年の1月ごろに作成したものです。厳密には同一条件ではありません)

 ※スキャニング画像では i1 Photo も Monaco も PX-G900 のスケールは緑に偏っていますね…

 ■i1 Photo + FRONTIER
 FRONTIER.jpg

 ■i1 Photo + PX-G900
 i1_Photo.jpg

 ■MonacoPROFILER + PX-G900
 Monaco.jpg

そもそも、i1 Photo は単にプリンタの性能を測定しデータ化しているだけなので、ある意味プリンタの素性がはっきりとするわけですが、どうやら安い?インクジェットプリンタは、無彩色グレーバランスにバラツキがあるのではないか?もしくは、インクジェットプリンタは計測が難しいのではないかと思われます。

これは例えば PM-4000PX には、グレーバランサーといったソフトが海外にあって一時期騒がれましたが、こんなツールがあるってことは、やはり個体差があるのでしょうね。でも、私のところの PM-4000PX はこのグレーが結構きれいに出ていました。まぁ、こういったところにコストがかかっているのでしょう。

この無彩色のグレーバランスばかりは i1 Photoではどうしてみようもありませんが、どちらにせよプロファイルの無彩色グレーバランスがとれれば、どちらのツールでもまったく問題はありません。

あっ、少々脱線しますが PX-G900 って2~3ヶ月に一回くらいは、全インクカートリッジをはずして良く振ったほうが色が安定するようです。夏場だけなのかもしれませんが、私の PX-G900 はそれで黄色かぶりから脱出しました。ちなみに PX-G900 のインクは1年以上前に製造され、かなり古いものしか流通していないように感じます。(当方が田舎に住んでいるためかも知れませんが…)

さて話を戻します。

そこで ProfileEditor や MonacoPROFILER の登場ってことになるんですが、これらのツールには、この無彩色グレーバランスをとる機能と、先般から問題視していた、明るい黄色が飛んでしまうところを補正する「セレクティブカラー」といった機能があります。また、MonacoPROFILER には、グレーをグレーにするって機能があったような気がきます。こういったときに使うんでしょうね。どうやら最後はこれらの機能が必要になるようですね。

とりあえず現状では、プロファイル変換方法を「知覚的」で変換することと(少し緩和される)、Photoshop の「色相・彩度」のレイヤーで飛んでしまう色を補正するしかありません。あとはお金との相談になりますね(笑)

  • Comments (Close): 2
  • TrackBack (Close): 0

i1 Photo と MonacoPROFILER の比較

以前から、この2つの性能についてチェックをしてきましたが、今回は FUJICOLOR のフロンティアを使ってテストしてみました。インクジェットプリンタの場合、どうしても湿度とか気温の条件が入ってくるため、同じ日の同じ条件でプロファイルを作成しなければ純粋な比較はできませんが、フロンティアの場合はそういった要素がかなり少ないので、ある意味今回のテストは正確なものかも知れません。

まずはテストの概要ですが、マクベスのカラーチェッカーを撮影した画像を C1 PRO 3.5.1 で現像し、これを i1 Photo とMonacoPROFILER で作成したプロファイルを使って変換し、近くのキタムラさんへプリントを依頼しました。もちろん、どれもキャリブレーションをとっていただいてからのプリントです。そうした画像を EPSON GT-9800F でスキャニングし、Photoshop で切り取りして HP に掲載しています。

余談ですが、i1 Photo で作成したプロファイルは、プロファイル変換で「相対的な色域を維持」を使う場合、黒点は必ず「オン」にしてください。そうしないとシャドー側が浮いた感じになってしまいます。

ではまずサンプルを見てください

■i1 Photo で作成したプロファイルで変換
i1_Macbeth.jpg

■MonacoPROFILER で作成したプロファイルで変換
MP_Macbeth.jpg

ここでの注意点は i1 Photo で作成したプロファイルは、見た感じ彩度の高い「黄色」が再現できていません。オリジナルチャートの撮影でもそうでしたが、鮮やかな色は不得意なようです。これが下のサンプルのような花の写真(花の中心の黄色)の場合は色が死んでしまいます。これを直すには ProfileEditor が必要ですね。

逆に、茎の部分をみてほしいのですが、MonacoPROFILER の方は緑が黄緑になっています。ここの部分は i1 Photo の方が正しい色です。まぁ、一長一短なのかもしれませんが、私の独断と偏見で言わせていただくと、 i1 Photo は測定した結果をそのままの状態を作りこんでいて、MonacoPROFILER は強引に色をあわせているって印象です。それで緑が黄緑になってしまっているのではないかなぁ?

インクジェットプリンタの場合はガモットが広いためか、こういった現象はどちらのツールにも見られないので、基本的な性能の差はあまり無いように感じます。ただどちらのツールを使っても、フロンティアでは鮮やかな赤が表現できないので、晴れ着みたいな服をプリントするのはキツイかもしれません。お仕事で使う場合は要注意です!

■i1 Photo で作成したプロファイルで変換
i1_sample01.jpg

■MonacoPROFILER で作成したプロファイルで変換
MP_sample01.jpg

さて、最後は「C1 PRO 3.5.1 + プロファイルカスタマイズ」の画像と「Digital Photo Professional」の比較です。これはどちらも i1 Photo で作成したプロファイルを使って変換後プリントしたものです。注目するところは、空の青さや緑の感じです。この画像はPLフィルターを使っていますので、もち、C1 PRO 3.5.1 で現像した方が私の印象にきわめて近いです。

どちらも色温度を 5,200k として現像しました。また、C1 PRO 3.5.1 はコントラストを「Hi」に、DPP はトーンカーブ特性を「カスタム:強?」とし、色調整を「忠実設定」にしてあります。それ以外は撮影データのままです。

■C1 PRO 3.5.1 で現像し、i1 Photo で作成したプロファイルで変換
i1_sample02.jpg

■Digital Photo Professional で現像し、i1 Photo で作成したプロファイルで変換
MP_sample02.jpg

さて最後にまとめですが、i1 Photo でも MonacoPROFILER でも、かなり忠実な色を表現できます。ただインクジェットプリンタの場合は、ツールの性能以外の要素(環境の問題や個体差)が影響してバラツキが多いように感じます。

それと最後に PX-G900 もフロンティアも i1 Photo ではまったく問題なくプロファイルが作成できたことを付け加えておきます。

  • Comments (Close): 2
  • TrackBack (Close): 0

i1 Photo ゲッ~ト!

ようやくカラーマネージメントの要、i1 Photo を購入しました。

最後まで MonacoPROFILER と迷ったのですが、i1 Photo に決めました。
購入の決め手は以前使ったときに感じた、キャリブレーション後のモニタの色が良かったことと、プリンタプロファイルでマッピングが優れていたこと、シャドーの情報が豊富であることなどです。また、全般的にコントラストや色彩が自然であることも評価のポイントでした。

 ■i1 Photo
  http://www.i1color.co.jp/

p02_01img.jpg


以前から、人肌に関しては少々疑問を持っていましたけど、本日テストした限りではまったく問題ありません。やはりそのプリンタ用に作成するカスタムプロファイルの威力は絶大です。先般よいと評価したピクトリコのプロファイルよりもさらにグレードアップした感じです。すばらしい。

ただ、モニタに関してはキャリブレーション後、かなり赤みが残ります。一応AAA高演色蛍光灯を使っているのですが、電気を消すとその赤みが消えるので、もしかすると蛍光灯(メーカー)の違いでこのようなことが起きるのかもしれません。今後の課題です。とりあえずモニタのキャリブレーション時は「ゲイン」で調整し、その後「カットオフ」で赤の微調整をしています。

詳しくはまた後日にしたいと思いますが、正直「買ってよかった」って思いました。i1 Photo はコストパフォーマンスも抜群(何と比べるかにもよりますが…)なので、購入を考えている方にはお勧めです。

  • Comments (Close): 4
  • TrackBack (Close): 0

Index of all entries

Home > カラーマネージメント研究室 > Eye-One Photo Archive

Feeds
Search
旧ページ集
研究室
ギャラリー
ダウンロード
その他
Links

Return to page top