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マルチサンプルと12bit 階調はどんなところに効果がでるのかを説明いたします。
尚、ドライバのバージョンは「NikonScan 3.1.0」です。
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始めに、今回の画像はそれぞれの効果が分かりやすいように、レベル補正の入力レベル(中央)を「4.0」に設定・処理して掲載しております。 |
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@マルチサンプル(1x)と8bit 階調 |
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ノーマルの状態 |
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Aマルチサンプル(1x)と12bit 階調 |
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入力階調を8bit で渡した場合と、12bit でPhotoshop に渡し、8bit に変換する場合とでは、12bit
でPhotoshop に渡した方が階調が豊かです。これはヒストグラムを見ればあきらかです。また、この12bit
によるスキャニング時間の増大はありませんので、デフォルトで12bit にしておくことをお勧めいたします。 |
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Bマルチサンプル(16x)と8bit 階調 |
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マルチサンプルをかけると、シャドー側のノイズが減少します。 |
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Cマルチサンプル(16x)と12bit 階調 |
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マルチサンプルと入力階調の両方を指定するとさらに効果を発揮します。 |
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ここまでで言えることは、マルチサンプルはシャドーノイズを減らすことに効果があり、12bit
階調では画像全体の情報量を豊かにすることに効果がありますが、若干赤みがかった色になるようです。
また、マルチサンプルは1コマスキャンするのに約10分くらい(16xの場合)かかるので、作業性や画像の内容により使い分けてみても良いかも知れません。
それと、Nikon LS-2000 ではアナログゲインという機能もあります。このゲインアップでもシャドーノイズを減らす効果もあるので、いろいろと組み合わせてみると面白いと思います。
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