初めに・・・ 

1998年から Nikon LS-2000 を使い始めて3年の月日がたちました。

最初は、ダイレクトプリント(ポジ)に対する不満からスタートしたわけですが、いざ始めてみると可能性は十分に感じるのですが、なかなか思い通り(ポジにできるだけ近づく)にはなりませんでした。

その間、専門書や雑誌、インターネット上でのさまざまな手法を試してみましたが、納得できる結果にはほど遠く、つい先日まで試行錯誤を繰り返してきました。

しかし、ようやくひとつの方法にたどり着きました。なんのことはない・・・それは 「グレーバランスをとる」こと。これだけです。
変にトーンカーブやその他のツールを使うのではなく、グレーバランスをとればよかったのです。(おかげさまでPhotoshop はかなり使えるようにはなりましたが(笑))

尚、参考までに現在私が使っている補正カーブも載せて置きますので、よろしかったらダウンロードしてみてください。ただし、これはあくまで私のカメラとスキャナ間のカーブですので、それぞれの個体差によっては効果が変わってくる可能性があります。


※2002年1月7日追加

前回「NikonScan 3.1.0」用の補正カーブを公開後、できるだけ人の感性が入らないように、そしてより簡単に補正ができないものか・・・と研究を続けてきました。

そして、たどりついたのが「補正カーブU」です。

この方法は「Photoshop」のスポイトツールを利用することにより、より柔軟性が出ました。私的にはかなり良いできではないかと思います。

 

 使用環境について 

OSは Windwos 2000 Professional SP2

画像ソフトは Photoshop 6.0 (Photoshop 5.0.2以上であればOKです)

プリンタは EPSON PM−3300C

フィルムスキャナは Nikon LS−2000 ( NikonScan 3.1.2 )

カラーチャートは Kodak Color Separation Guide and Gray Scale
(カラーチャートの撮影は2001年10月20日 13:00くらいに撮影しました)

撮影カメラは Canon EOS-1N と EF レンズ

フィルムは FUJIFILM の「ベルビア」