基本的には、Monaco で作成したプロファイルを使い、ソフトウェアによるシミュレーション機能「プルーフ設定」を使って比較しています。サンプルはPhotoshop の画面に表示されている画像を基準として、D30を使ってプロファイルを作成したもの、フラットスキャナを使ってプロファイルを作成したものを比べています。サンプル画像はそのときの画面ハードコピーです。ただし、この「プルーフ設定」で「シミュレート:紙色」を選択すると、彩度が控えられてしまい、サンプルとしてはあまり良くなかったかも知れません。

それと、「マッチング方法」を「知覚的」ではなく、「相対的な色域を維持」を指定した場合、Monaco で作成したプロファイルでは階調が崩れてしまいました。この場合のお勧めは「知覚的」です。
 


 @Photoshop のデフォルト
 
 


 APhotoshop の「プルーフ設定」でD30を使って作成したプロファイルでプレビュー
    (マッチング方法:知覚的 シミュレート:紙色 でプレビュー)
 
 


 APhotoshop の「プルーフ設定」でフラットスキャナを使って作成したプロファイルでプレビュー
    (マッチング方法:知覚的 シミュレート:紙色 でプレビュー)
 
 


 C左から ノーマル、D30、フラットスキャナの順

 
画面では用紙の色をシミュレートしているので、かなりいい線に見えますが、実際のプリントではもっと差があります。特にフラットスキャナで作成したプロファイルでは全般的に彩度が高く、特に茶髪の髪の毛が不自然な感じになります。さらに細かく見ると額の髪の毛の影、耳周辺のシャドーが不自然で、肌の階調も飛び気味です。しかも、なんとなく眠い写真になっています。

こうして見ると、デジタルカメラでプロファイルを作成した方が全体的に良い感じになっています。

 
◇参考までに、MonacoEZcolor 1.6J で作成したプレビューを掲載しておきます。
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