1998年にエプソンから「PM-770C」が発売されたことをきっかけに、フィルムスキャナの「Nikon LS-2000」と合わせて購入し、デジタル写真(レタッチ)を始めました。当時はフィルムが中心で思ったようなプリントができない時代でしたが、自分で色をいじれることに魅力を感じて機材を揃えました。
このころは、モニタのキャリブレーションはもとより、色の基準もなく手探りでプリントを繰り返していました。そのため、多くの時間と写真用紙を費やしました。効率よく色を整えることはできないかと試行錯誤した結果、コダックのグレースケールを使ったコントラストやホワイトバランスをとる方法にたどり着きました。
その後、Canon から EOS D30 が発売されたことをきっかけにデジタル一眼を購入。しかし、撮影したままでは納得できる色にはなりませんでした。そこでフィルムスキャナと同じく、基準を作るため、当時は少なかったカラーマネージメントの情報を集め、デジタル写真の加工のノウハウを蓄積し、当時30万円した Eye-One Photo の購入をきっかけにカラーマネージメントも導入しました。
デジタルカメラで手軽に撮影でき、パソコンで加工することでさまざまな楽しみ方があると感じ、その情報を共有することを目的に 2001 年 6 月このサイトを立ち上げました。主に風景写真を中心に、ポジフィルムのような「色」と「質感」にこだわり、RAW 現像ソフトの使い方などを日々研究しています。