icc プロファイルを正しく使えてます?

最近 icc プロファイルにつて気になっていることがあります。
それはプリント時における icc プロファイルの正しい使い方です。
な~んだ、そんなことかって思われるかもしれませんが、次のことをチェックしてから読んでみてください。

 1. カラーマネージメントシステムを利用できるソフトを使っているか?(Photoshop等)
 2. 印刷物とのマッチングを確認するとき、Photoshop でいう「校正」相当の機能を使い、
   icc プロファイル変換された後の画像とプリントを比較しているか?
 3. モニタのマッチングは「校正」機能で表示された色と微調整されているか?
 4. 蛍光灯はもちろんAAA演色?

今日のテーマは「2.」です。
実は icc プロファイルってプロファイルを作成するツールやパッチを作成した環境(主には温度と湿度)、編集をした場合はその考え方等によりさまざまなプロファイルが出来上がっています。

また印刷の場合はプリンタのガモットの方が小さい場合が多く、そうなると色のマッピング方法(アルゴリズム)が非常に大事になってきます。これらのさまざまな条件からその印刷結果を判断して、レタッチ等をしなければならないのですが、、この問題を解決できるのが「校正」なのです。

この校正を使うことにより、プロファイルの個体差や変換方法によって大きく色が変わってしまう色や明るさを事前にチェックし補正をかけたり、モニタとプリントのマッチングする場合は、きちんと変換した結果が正しく印刷されているかを校正後の画像とチェックしなければなりません

もっとも、プロファイル変換後の色がモニタ上でそれほど変化がない場合はいちいち校正で確認しなくても良いと思いますが、できるだけモニタで追い込みたい人にとっては重要です。(それでも限界はありますけどね…)

例えば、MonacoPROFILER で作成した icc プロファイルを使って印刷する場合、プロファイルの変換方法を「知覚的」と「相対的な色域」では、色や明るさがかなり違います。これは変換方法の違いからくるものですが、もしモニタとのマッチングを見る場合や、微妙な色をモニタで追い込むならば、「校正」から判断しなければなりません。

ちなみに MonacoPROFILER の場合は「相対的な色域」で変換かけると画面との違いが感じられません。相性がいいのでしょうかね。しかし、EPSON のプロファイルの場合は「知覚的」での変換を推奨しています。これは「知覚的」で色を微調整しているためです。実際にプリントしてみると全体的に少し赤く印刷されるます(これは開発者に聞きましたので間違いありません)。私個人としては、こういった色の味付けは好ましくないと考えていますが、これはそのうち答えがでてくるでしょう。

さて、これをお読みになった「あなた!」せっかくの icc プロファイル、正しく使えてますかぁ?

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