Adobe Photoshop Lightroom 3 のレシピ
Lightroom 3 のレシピといっても、Exposure 3 を使ったレシピのご紹介です。
この組み合わせは、風景写真を現像する方法としては、今のところ最良の方法だと思っています。なお、先日最近購入した Nik Color Efex Pro 4 はテスト中なので評価は後日書きたいと思いますので、今日は Exposure 3 での処理を前提とした Lightroom 3 のレシピのご紹介にしたいと思います。
まずは、初期設定値と、レシピ適応後の比較画像を見てください。
■上がレシピ適応後で、下が Lightroom 3 初期設定値
※クリックすると拡大します
まずは風景写真での現像処理の考え方の確認です。
最近は、RAW 現像ソフトで完結するのではなく、Photoshop で最終仕上げをすることでより簡単に品質の高い現像ができると考えています。
そのため、Lightroom 3 はあくまで素材を整えるステップと考えると、Lightroom 3 で行う処理は、「露出」「色温度」「傾き補正」「レンズ補正」「ノイズ軽減」の5つに絞られます。色合いやトーンカーブは Lightroom 3 でも可能ですが、これを Exposure 3 などのプラグインで行った方がより簡単に質感を高めることができます。
余談ですが、EOS-1D シリーズは元々素材的な絵作りなので、どの RAW 現像ソフトでもトーンカーブで少しコントラストを強めると良い結果になることが多いです。
さて、いよいよ Lightroom 3 の基本的なレシピをご紹介します。
1.黒レベル 5 → 0
2.ノイズ軽減 0 → +25
3.レンズ補正
色収差 +100
周辺光量補正 +100
4.カメラキャリブレーション
レッド色温度座標値の色相 0 → +8
グリーン色温度座標値の色相 0 → -24
ただ、カメラキャリブレーションの調整値は好みで調整してください。
それと、画像によっては、
5.諧調のコントラスト 25 → 0
6.トーンカーブのコントラスト 中 → リニア
の調整をします。これは、コントラストが強い画像や、ハイライトが飛んでしまっている画像などに有効です。この数値をもとに、先ほどの露出や色温度、白とび軽減などのパラメータを微調整します。
次に Exposure 3 の設定は以下の通りです。
1.カラーフィルム スライド ベルビア100F
2.トーンの微調整
で完成です。
これで先ほどのような画像になります。(拡大バージョン)