Canon EOS-1D X をゲットしましたぁ!!
本日 Canon EOS-1D X をゲットしたことをご報告いたします。
これで、メインカメラは EOS D30 → EOS-1D → EOS-1Ds → EOS-1Ds Mark III → EOS-1D X
と5代目になりました。
とりあえず、購入決定までの経緯をメモっておきたいと思います。
まず、今回重視したのは「風景写真において解像感(鮮明度)の高い撮影ができること」でした。解像感といえば、まずは画素数となりますが、実際の風景写真ではいくら解像感があっても撮影時におけるさまざまなブレにより、本来の解像感がでていないケースが多々あります。
画素数に関しては、私の用途では 2,000万画素もあれば十分。むしろ「望遠レンズにおけるカメラブレや、光量の少ない場合における意図しない被写体ブレを極力抑え、カメラ本来の解像感を引き出す」ことの方が重要でした。そこで、今回はシャッタースピードを稼ぐため高感度特性の良いカメラが必要だと考えました。
まぁ、簡単に言ってしまえば腕がないので、シャッタースピードでカバーしようということですね(笑)
それともう一つ、解像感を出すためには RAW 現像ソフトで最適なパラメータを設定する必要があります。適切にパラメータが設定されていれば意味がありません。特に DPP ではノイズ対策のためか、標準の設定では解像感が犠牲になっています。以下に DPP, Lightroom 4, Capture One Pro 7 の3つのRAW 現像ソフトで適切な処理をほどこし現像・比較した画像を掲載します。
■EOS-1Ds Mark III で撮影した画像をそれぞれのRAW現像ソフトで最適に処理
低感度では EOS 5D Mark III との差はほとんどないと思われますが、高感度になるにつれてかなりの差が出てきます。これは単に1画素サイズだけの問題ではなく、さまざまな要素が絡み合ってくるようです。
例えば、CMOSイメージセンサーからの16チャネル読み出しのメリット。
ニコンのホームページに、12チャンネルですがそれに関するメリットの説明が書かれています。
「並列して電気信号を読み出すことで全体では読み出しの高速化が実現(D2Xの約2倍)しますが、1チャンネルあたりの駆動速度は逆に抑えられ、結果的に回路で発生するノイズの抑制効果も向上します。」
http://www.nikon.co.jp/profile/technology/rd/core/optical/cmos/index.htm
また、EOS-1D 系では、
「アンプやA/Dコンバータ、フロントエンド処理回路などを含む主要デバイスに、高級・高精度な半導体部品・基板等を惜しみなく採用。自社開発によってこれらを総合的に最適化することで、ノイズと耐久性の視点から、プロ機材にふさわしい高品位回路を完成させています。」
ということは、元データの質が良く、高感度だけではなく低感度においても差がありそうです。また、ローパスフィルタの素材の違いや、光学ファインダーの素材、AF 性能の違いなど、良く見ると違いが結構ありますね。
あと、シャッター音は EOS-1D X の方が好みに近いですが、EOS-5D Mark III のサイレントモードはとても静かで魅力的でした。
それと Nikon D800E も検討しましたが、EOS 系に比べて高感度が良くないためシャッタースピードの調整幅が狭い、静止画・動画とも色があまり好みでない(全体的に黄色に偏る、原色が派手目になる、人肌の質感など)、画像サイズが大きすぎる、などの理由から候補から外れ、最終的に EOS 5D Mark III との一騎打ちとなりました。
さて、簡単ですがまとめると以上になります。まぁ、記載したことがどこまで本当なのかはわかりませんが、購入したからには EOS-1D X を使いこなすことに専念したいですね。