自然な色合いを引き出すEPSON PX-5V の印刷設定
インクジェットプリンタに関して、今までさまざまな印刷方法や設定を試してきました。今日はその中から EPSON PX-5V を使った、一番自然な色合いでプリントできる印刷方法と設定をご紹介したいと思います。
まず、風景写真をプリントする方法ですが、私は Photoshop のプラグインソフトである「Epson Print Plug-In for Photoshop」を使ってプリントしています。前のバージョンは、不具合?があって、まともに使えませんでしたが、最新のバージョン(1.21U)では問題なく使えています。
Photoshop のプラグインでなくてもプリントする方法はありますが、毎回 JPEG を作成するのも面倒なので、直接プリントできるプラグインを使っています。また、豊富なテンプレート(用紙設定やリサイズなど)があり、カラー設定が簡単にできることもメリットです。
まず、私が良く使う用紙は「EPSON 写真用紙」の六切りです。
そして、ここで重要なのが「プリントモード」です。設定は以下の通りです。
品質:高精細
カラー:ダイレクトマネジメント
ここでは「ICC プロファイルによるマネジメント」ではなく、「ダイレクトマネジメント」を選択します。
「ICC プロファイルによるマネジメント」は、あくまでカラーマッチング(主にモニタとのマッチング)を重視するため、本来の発色にならない、あるいはプリンタの性能を100%発揮できていないことが考えられます。つまり、モニタとマッチングさせることが必ずしも良い色になるわけではないようです。
そのことに気づいて「ダイレクトマネジメント」でプリントしてみたところ、逆に画面イメージに近くて、自然な発色になるではないですかぁ!!
この件につきましては、EPSON の HP に詳しく書かれています。
■Epson Print Plug-In
http://www.epson.jp/products/colorio/pro/download/printplugin/photoshop/3-1.htm
EPSON のプリンタには、昔から名前は忘れましたがこのような設定があり、色変換をプリンタドライバにやらせた方が結果が良かったと記憶しています。
最近は、この設定で満足のいくプリントができています。
ICC プロファイル変換にあまりこだわらない方が良いかも知れませんね。