EOS-1Ds における RAW 現像ソフトの使い分け方
今現在、私が考えている RAW 現像ソフトの使い分け方について書きたいと思います。
■Canon EOS-1Ds
風景の場合 → EOS Viewer Utility Ver1.2.1
Photoshop CS (Camera Raw 2.4)
人物の場合 → Capture ONE PRO 3.6
Photoshop CS (Camera Raw 2.4)
SILKYPIX 1.0.10.3
EOS-1Ds の場合、現像ソフトの選択肢はかなり広いと思います。それらの全てをテストしたわけではありませんが、使ってみてよかったソフトを基準にしています。
RAW 現像ソフトは、基本的にひとつに集約できるといいのですが、それぞれ良さと欠点があります。もちろんそれらの欠点を補う方法として、Photoshop を使う手もありますが、私が重点を置いている色と質感を短時間で処理することを考えると、RAW 現像ソフトを変えた方がぜんぜんスピーディにできるからです。
例えば人物を撮影し EVU で現像した場合、どうしても人肌に余裕がなくべたっとした感じになりやすい。それでも EVU で攻たい場合は、露出をドンピシャにしないとうまく色と質感を出せないと思います。
その点、Capture ONE PRO や Photoshop CS は簡単に色と質感が出ます。SILKYPIX もいいのですが、なにせ遅いのがいやで、いよいよ困ったときに試してみる感じです。でも、なぜ私がこのソフトをリストに入れているかといいますと、CMOS の弱点である日陰における人肌を出すときに SILKYPIX はいい色を出してくれるからです。
風景に関しては、私はフィルムのような記憶色が欲しいと思っていますが、今現在納得できる RAW 現像ソフトはありません(FinePix S3Pro は理想的です)。ただ、今年発売する IXY には、フィルムカラーといったモードが入るようなので、今後の EVU に期待します。ちなみに DPP は使い物になりません。
そうそう、FinePix S3Pro もそうなんですが、純正の現像ソフトってなぜかノイズが多いのは技術的な問題なのでしょうかね? まぁ、他のソフトはノイズフィルター処理が強いとも見てとれますけど。