Canon EOS 40D の使用感
今日は Canon EOS 40D を5ヶ月間使ってみた感想を書きたいと思います。
そもそも今回の購入は、EOS 20D からのクレードアップが目的でした。特に注目したポイントは、センサークリーニング機能やピクチャースタイル、DIGIC III、オートフォーカスの性能アップなどです。EOS 20D では、結構ピントを外すことが多かったのですが、EOS 40D ではかなり減りました。
液晶モニタは EOS 20D と比べたら雲泥の差ですね。とてもきれいで見やすいです。
それとライブビューですが、私はあまり使わなそうです。
DIGIC III については、かなり良くなったと思います。というのも EOS 20D で撮影した写真は全般的にマゼンタによっていたため、色合いのパラメータをいじっていましたが、EOS 40D はストレートな色になり、そういったパラメータを変更する必要性を感じないからです。
また、発売当初に問題視されていたシャッター音については、購入前に十分確認したのでそれほど気にしていません。NIKON D300 や D3 のシャッター音も発売前に確認しましたが、なるほど元 NIKON ユーザとしてはくすぐられるシャッター音でした… が、ISO200 が標準では風景写真(特に滝や川の写真の場合)には向かないので、却下でした(笑
ただ、一点だけ気になるのは、EOS 40D よりも EOS 20D の方がノイズが少ないということです。最初 EOS 40D は ISO 感度を Auto にできるので、自動的に高感度になってノイズがでているのかなぁって思っていましたが、 ISO100 に設定してもあまり変化が無いので、200万画素アップの弊害でしょうかね? このあたり新しい EOS Kiss X2 はどうなんでしょう?
しかし、技術の進歩はすごいですね。いよいよ EOS-1Ds の画素数に近づいてきました。が、ナチュラルな色、シャープネス、ノイズなど、これらの要素はまだまだセンサーサイズが大きい方が有利なようです。
あと、プリントは EPSON PX-5500 とフロンティアですが、色の補正はほとんどしていません。ピクチャースタイルの選択と明るさの調整が95%で、あとはたまに色温度を調整するくらいでいい感じになります。このあたりは、さすがに最近のカメラはきちんとしていますね。ちなみにフロンティアへ出力する時は Eye-One で作成したプロファイルを使ってプロファイル変換をしてから出力しています。
また、DPP の現像パラメータとして、最近のお気に入りなのは「スナップ」です。これは人物の屋外撮影やフラッシュ撮影で肌の照り返しが強い場合にコントラストが軽減できるのと、肌色がしっとりするためです。興味のある方はお試しください。
撮影ショットはまだ500くらいですが、センサーにゴミは全くついていません(正確には気づくほど大きいゴミが付着していないですかね?)。以前までのカメラでは300ショットくらいまではゴミが良く付着したので、これはとっても大きいなメリットです。
現像ソフトは、最近はあまりいじっていないので参考にならないかも知れませんが、いろいろと使ってみた結果、最終的に残ったのは DPP と Photoshop でした。それぞれ良さがあって、作品に仕上げる場合は使い分けています。
あぁ、風景写真を撮りに行きたいなぁ