Capture One 4.8 for Windows 日本語版

なかなか出そうで出なかった日本語版がいよいよダウンロード可能になりました。

 ■Phaseone
  http://www.phaseone.com/

 ■Capture One 4.8
  http://www.phaseone.com/Content/Downloads/CO4.aspx

私が考える基準は、画質(色と解像感)、作業性、処理スピードの3点となりますが、「Capture One 4.8」は、数少ない使えるソフトのひとつであることは間違いないと思います。とくに人肌の再現性には一目置いています。


では、簡単な感想を書きたいと思います。が、機能的にはあまり進歩が無いので、同じようなことを書きますがご了承ください。

まず、他のソフトと比べて面白いと思う部分は、やはり「透明度」調整機能です。これはマニュアルによると、「透明度はコントラストを調整し、さらにピクセル周波数を基礎としてシャープネスも少し調整します。これは、Capture One 4PROによるイメージの分析に関連して実行されます。」と書かれています。コントラストの調整方法はいくつかありますが、新しいアプローチとして注目しています。

それと「レンズコレクション」の「レンズキャスト補正」です。これはここのレンズの周辺光量の調整をソフトで行う機能で、マニュアルを見る限りでは、簡単にできそうです。また、同じところに「色の異常」という項目があり、これの中の「解析」を選択すると、色収差の補正をしてくれるようです。これは結構便利ですね。

あとは、なんといっても「クイック」にある「スタイル」ですかね。私の場合は「Vivid」系を良く使います。また、現像スピードは最速かもしれません。

逆に、使いにくいと感じる部分は、操作性(色の部分補正)ですね。例えば Lightroom 2.3 あたりだと、目的の色のところでマウスをクリックし、上下するだけで簡単に調整が可能ですが、Capture One 4.8 の場合は「カラーエディター」で色を選択し、その後パラメータをいじるのですが、Lightroom 2.3 に慣れるとこれがけっこうめんどくさい。

それと、風景として使うには、解像感が低いですね。遠景の山肌の解像感なんかはその筆頭です。これは単純にノイズ除去のロジックが影響しているわけではないようです。(ノイズ除去のパラメータを全てゼロにしても変わらない)

そうそう、もうひとつ気をつけたいことは、現像時に「形式」を「JPEG」にした場合、一部にジャギーが発生します。ちなみに私は「TIFF」にしています。

でも、まぁ総合的にはかなり良くできたソフトだと思います。

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