DxO Optics Pro 7 にバージョンアップしました
少し前になりますが、DxO Optics Pro 7 にバージョンアップしました。すでにオプションの DxO FilmPack も 3.1 にバージョンアップ済みです。
■DxO Labs
http://www.dxo.com/jp/photo
さて、今回の DxO Optics Pro 7 ですが、大きなポイントとしては2つあります。一つは現像スピードが劇的に早くなったこと。もう一つは、ワークフローの変更です。ワークフローの変更とは、画像の選択方法が変わったことですが、これはいちいちプロジェクトに登録しなくてもすぐに補正・現像ができる反面、パラメータを初期値に戻す作業が大変になりました。
今までは、趣味の世界では通用しても、操作スピードが遅いため実用的ではありませんでした。
しかし、今回のバージョンからようやく使えるソフトになったといった感想です。
最近の RAW 現像ソフトは、純正ソフトの色合いに近づける方向になっていて、DxO Optics Pro 7 も同様の傾向があります。ただ、コントラストとレンズ補正については独自の路線を歩んでいて、ここが選定のポイントかも知れません。
それと、オプションの DxO FilmPack 3 は、前のバージョンよりも操作性が良くなり、初心者向けのインタフェースになりましたが、DxO Optics Pro 7 との組み合わせは今一つで、ひと工夫が必要です。
ただ、このソフトの弱点は、部分補正ができないことだと思います。部分補正とは、画像の一部をマスクして、露出や色合いを修正する機能です。まだまだダイナミックレンジが狭いデジタルカメラではこういった機能は不可欠だと思います。
HDR機能は標準でもっていますが、画像全体にかかってしまうため、あまり利用しません。
それと、EOS-1D 系のカメラは素材作り的な要素が強いため、撮影シーンによってはコントラストを強める必要があります。そのようなときはトーンカーブを使うのがセオリーですが、Lightroom のようなスライドバーで簡単に操作できると良いと思います。