画像保存に最適な NAS は Drobo FS か?
今日は NAS について調べたことを書きたいと思います。私はまだ NAS を導入していませんが、先日、下記のページで紹介されている「Drobo」を見て心が揺れています(笑)。
■ASCII 製品レポート
http://ascii.jp/elem/000/000/598/598107/
■Drobo
http://www.drobojapan.jp/index.php
http://www.drobojapan.jp/drobo_fs.html
私は趣味の写真なので、それほど多くの容量は必要ないのですが、それでも NAS に保存するとなるといろいろと悩むところがあります。
1. コピーの時間(ネットワーク経由のパフォーマンス)
2. NAS 自体のリード/ライト性能
3. 障害時の復旧作業のしやすさ(そもそも壊れやすい?)
4. Linux は詳しくないので不安
5. もちろん価格
まず、NAS の最大の心配ごとは「障害」と「容量」ではないでしょうか?
私の知る限り、バッファローの「TeraStation」などが一般的だと思いますが、安いモデルは Linux ベースだと思います。操作系に不安もありますが、それよりもパフォーマンスに問題がありそうです。
■ファイルサーバーのパフォーマンス
http://www.atmarkit.co.jp/ad/ms/1102windowsnas/1102windowsnas.html
■バッファローの TeraStation のパフォーマンス
http://www.putise.com/stress-test/crystaldiskmark/terastation-perf
■Drobo の記事(下の方にパフォーマンスの記事あり)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hirasawa/20101026_402546.html
これらのページにあるデータが正しければ、特に複数台のパソコンからファイルを読み書きする場合は、サーバーOSを「Windows Storage Server 2008 R2」、クライアントパソコンは「Windows 7」で、ギガの有線ネットワークの組み合わせが最善だと考えられます。
さて、本題の「Drobo」ですが、簡単に説明すると RAID の機能を拡張することで、HDD の性能や容量に依存することなく RAID が組めて、しかもスロットが空いていれば新しい HDD を差し込むだけで、いとも簡単に容量を増やせるしろものです。また、すでに使われている HDD を入れ替えるだけで容量を増やすこともできます。(ホットスワップ対応なので、動かしながら HDD の交換ができるようです)
基本的にはソフトウエア RAID みたいなので、よくある RAID 構成情報が飛んでしまうことによる、復旧できないといった事態を回避できます。(昔のサーバーは、この RAID の構成情報を FDD にバックアップしたものです)
また、容量が増やせるメリットは、あとから容量を増やせるので、NAS をたくさん買う必要がなくなり、ネットワークドライブのドライブレターが少なくて済むことが挙げられます。NAS をどんどん増やしていくと、いつかはドライブレターがいっぱいになりますが、 Drobo であればその心配もかなり軽減できると思います。
ただ、問題が無いわけではありません。通常の RAID よりも若干パフォーマンスが落ちるようです。また、大容量になることで、本当に壊れたら損失の大きいので、どちらにしても2台体制は必要かもしれませんね。
それにしても、面白い NAS だと思います。