Lightroom の新機能「ディテール強化」でポップコーン現象が無くなる!
先日の Lightroom のバージョンアップで「ディテール強化」という機能が追加されました。
Adobe の説明によると「ニューラルネットワーク(CNN)を用いた機械学習」という、AI機能を使ったアプローチで「微細なディテールの処理を改善し、偽色やジッパーノイズのような問題を解決するもの」だそうです。
取り急ぎ、過去の RAW データを使って試してみたところ、富士フィルムのカメラの最大のウィークポイントである「ポップコーン現象」の改善が見られたのです。
知らない方のために簡単に説明すると、桜などの輝度が高く淡い色のものが、まるで油絵で描いたような描写になる欠点のことを差しますが、これを修復できたのです。
操作は簡単で「現像」→「写真」→「ディテールの強化」を選び、サブメニューから「強化」のボタンを押すだけ。これにより DNG という汎用RAWデータ形式に変換されます。もちろん、元のデータはそのままで、あらたにファイルを作成するわけです。
その効果をご覧ください。
■左が Lightroom 初期値で、右が「ディテール強化」後
すごいですよね!!
唯一の欠点と言えば、DNGファイルへの変換に時間がかかるくらいです。
これまで、ポップコーン現象が気になっていた方は、ぜひ試して見てください。