Lightroom 用フィルムシミュレーションのプロファイル Ver.3 を作成しました

今回は、DxO PhotoLab 7 を元に Lightroom 用フィルムシミュレーションのプロファイルを作成してみました。

これまで「FUJIFILM FilmSimulation Profiles for Lightroom Ver.2」での問題を解決するため、色々と試行錯誤してきましたが、今回は DxO PhotoLab 7 を元にした新たな方法でトライすることにしました。メリットは、最新のフィルムシミュレーションのプロファイルが作成できる点です。

これまでの課題を確認

デジタルカメラを使い始めてから、ポジフィルムである「Velvia」の色を再現できないか試行錯誤をしてきましたが、最終的にはポジフィルムの色を再現するよりも、富士フィルムのデジタルカメラ内蔵のフィルムシミュレーションを再現する方が良いのではないかと考え、トライしてきました。

以前紹介しました「Fujifilm XTrans III」の 3D LUT ファイルはかなり理想に近い仕上がりになったのですが、3D LUT ファイルにはカーブが適用されており、そのため高輝度の赤や緑がトーンジャンプをおこしたり、滝などが白飛びをおこしたり、はたまたシャドーが潰れてしまったりといった問題がありました。

■Fujifilm XTrans III のカーブ

このカーブでは、ハイライトは飛んで、シャドーは潰れてしまいますね。

■Fujifilm XTrans III の 3D LUT ファイル

これだけトーンジャンプしていると問題ですね。

DxO PhotoLab 7 のフィルムシミュレーションから作る

さて、これらのことを踏まえ、今回は DxO PhotoLab 7 を元に Lightroom 用のプロファイルを作成することにトライしました。これまでは完成された cubeファイルを使っていたので、難しかったトーンジャンプの問題は、アプローチを変えて cube ファイルから作ることで解決できました。

■DxO PhotoLab 7 から作った 3D LUT ファイル

ただ、色は「フィルム調」になりますがトーンは元のカメラの特性のままとなるので、例えば富士フィルムの Velvia のようなコントラストの高い感じにするには補正が必要になります。

今回作成したフィルムシミュレーションの一覧

さて、DxO PhotoLab 7 をベースにフィルムシミュレーションのプロファイルを作成したので、「ノスタルジックネガ」や「ETERNA」なども追加されました。

以下、対象のプロファイルです。

  1. FUJIFILM ACROS
  2. FUJIFILM ASTIA
  3. FUJIFILM ETERNA ブリーチバイパス
  4. FUJIFILM ETERNA
  5. FUJIFILM PRO Neg. Hi
  6. FUJIFILM PRO Neg. Std
  7. FUJIFILM PROVIA
  8. FUJIFILM Velvia
  9. FUJIFILM クラシッククローム+
  10. FUJIFILM クラシックネガ
  11. FUJIFILM セピア
  12. FUJIFILM ノスタルジックネガ
  13. FUJIFILM モノクロ

以上、13種類となります。

インストール方法

  1. Lightroom のプロファイルブラウザを表示させる
  2. 左上にある「+」を押しながら「プロファイルを読み込む」を選択
  3. ダウンロードしたプロファイルを選択し「読み込む」をクリック

「プロファイル」タブの中に取込まれます。

サンプルについて

写真は全部で3種類です。カメラは全て EOS-1D X となります。Lightroom にて今回作成したプロファイルを適用させて現像しています。若干の露出補正はありますがそれ以外は撮影時のままです。

サンプル画像1

冬の写真です。シャドーの感じやグレーバランスをチェック。

カメラ標準

サンプル画像2

新緑と滝の写真です。滝の白飛びや緑色をチェック

カメラ標準

サンプル画像3

紅葉の写真です。赤色の感じをチェック。赤色は違いが大きいですね。

カメラ標準

まとめ

テストしたのは EOS D30 や EOS-1D などの初期のものから EOS 5Ds R までのキヤノン機のみとなります。その他のメーカーのカメラは未テストです。

完璧なものは中々難しいですが、今回はかなりいい感じになったのではないでしょうか?
ただ、彩度の高い「赤」に関しては飽和気味になるようです。プロファイルの「適用量」を調整するか、カラーミキサーの「レッド」の「輝度」を下げるなどの工夫が必要です。

一つのプロファイルで、様々なカメラに適合させるのは無理があると思いますので、それぞれ微調整は必要かと思われます。

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