C1 PRO で色を追い込むテクニック
私はまず、撮影時にグレーカード(マクベスのカラーチェッカーかQPカード)を撮影しておき、光源にあわせたグレーバランス(クリック)をとります。
次に、色温度のスライドバーを使って好みの色にスライドさせます。
この2パターンでかなり簡単に色を出すことができます。
なぜグレーバランスと色温度の2つを行うかといえば、グレーは光源別にカメラのグレーバランス(無彩色バランス)をとることを目的とし、色温度は人間の好みの色(表現の色)に調整する機能であると考えているからです。
グレーバランスでカメラのバランスを整え、色温度で追い込む。そうすると、驚くほど簡単に色がでるはずです。ただし、先日も書いたように、モニタプロファイルの設定はきちんとしておかなければなりません。
それと、カラーホイール(正式名称は知らない)を使う場合は注意が必要です。これは白点も変化するため、使う目的はグレーカードが使えなかった場合です。コツは、カラーホイールでおおよその色を合わせておき、脇のスライドバーで微調整を行います。
なれてくると、光源により 214/10 とか、220/8 といった感じで使うこともできます。