フロンティアでプリント

先週は EPSON PX-G900 でプリントしましたが、今週はフロンティアでプリントをこころみています。改めて感じたこととして、

 ■良い点
 1. インクジェットプリンタに比べて傷につよい
 2. 顔料系プリンタと比較した場合、光沢感が良い
 3. 大量印刷の場合、インターネットで注文すればかなり効率が良い

 ■悪い点
 1. インクジェットプリンタと比較すると若干色域が狭い
    → 空の青が一部トーンジャンプ気味になる(青が水色っぽくなる)
    → 明るい緑が黄色にシフトされる
    → 赤の明度が落ちる(写真的にはこちらの方がよい印象になる)
 2. 色あせについては顔料系プリンタとの違いはいまのところ区別がつかない
 3. L版とか、2L版にトリミングしてプリントしても、削られる部分が意外と多い

質感についてはほとんど区別がつかないので、インクジェットプリンタもここまできたなぁ~って思います。ただし、プロファイルがキーポイントですけど…

でも、人にあげる写真はフロンティアかなって思います。
フロンティアでプリントするときの注意点として、かならずキャリブレーションをしてからプリントしてもらうことです。そうしないと全体的に赤が乗ってきますし、トーンジャンプが起きやすくなります。これってかなり重要です。

MonacoPROFILER と i1 Photo のプロファイルを使っていて感じることは、何度もいいましたけど i1 photo は忠実な色の再現に優れていて、MonacoPROFILER は記憶色に近い感じがします。結果だけを見ると MonacoPROFILER の方が万人受けしますね。

あっ、それと PM-4000PX のプロファイルも今印刷すると黄色が強くなります。
PX-G900 と同じ感じです。もしかすると冬に作成したプロファイルは、夏に印刷すると色が変化するのかもしれませんね。気温とか湿度の影響でしょうか?

ちなみにフロンティアのプロファイルはまったく変化が見られません。
こういった変わらぬ品質がプロの機材のポイントなんでしょうね。

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    フロンティアでプリント” に対して4件のコメントがあります。

    1. 林 泰弘 より:

      フロンティアなどデジタルデータの出力機に関して私は悪戦苦闘しています。以前はピクトロで出力していましたが変色が早くもう少し耐久力がないと写真と同じ扱いはできません。2年が限度だと思いますのでフロンティアに移行しています。フロンティアにデターを出す特は少しRをおさえBを明るくしています。
      PXG-900のプリントはまだよく観察をしていませんがプリントに少しすじが見えるときがあります。そのときは深追いをせず色調整を変えてフロンティアで出力します。(カメラはS2.S3)

    2. y-komano より:

      林泰弘さん、はじめまして。
      私も来週 i1 Photo でピクトロの色あわせをすることになりました。
      結果を日記に書こうと思っています。耐久性といった点ではどうなんでしょうかね?
      PX-G900 もお持ちのようですが、ご指摘の通りよく観察すると筋が見える場合もありますね。
      私は、これが気になる場合はフロンティアにプリントしています。

    3. おっかん より:

      とても参考になりました。ありがとうございます。フロンティアの赤、朱色に手こずっていました。PX-G900も眠っていました、復活させます。

    4. issay より:

      初めまして。フロンティアのプロファイルを試してみたくて、探していたら掲示板を見つけました。フロンティアのプロファイルを公開していると書いてあったので覗いてみましたが、どこからダウンロードできるのでしょうか?2002年9月13日の違う掲示板の書き込みを見ました。教えてください。

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