EPSON PX-5600 のガモットは本当に広いのか?
さて、いよいよ発売になった PX-5600 ですが、エプソンから面白いブログが公開されていて、そこに興味深い内容が書いてありましたのでご紹介したいと思います。
■エプソン プロセレクション ブログ
http://proselection.weblogs.jp/
すでにご存知の方も多いかと思いますが、実はここに PX-5600 のグラデーションテストの評価が掲載されています。これを見ると PX-5500 と比べてかなり改善されたようですね。シャドー部の特に人肌などに効果が期待できそうです。
なお、こちらに LCCS について詳しく書かれています。
■PX-5600に採用されているLCCSってな~んだ?
http://proselection.weblogs.jp/epson_proselection_blog/2008/05/post-2bac.html
ただ、もともと PX-5500 はインク残量が少なくなるとシャドーが荒れたり、L版くらいのサイズに印刷した場合は、ベースになっているグレーが強調される傾向があったのですが、このあたりの改善がされているようです。
さて、気になる PX-5600 の色域ですが、いつものやり方で PX-5500 の icc プロファイルと PX-5600 の icc プロファイルを使って比較して見ました。
■白が PX-5600
これを見る限り、ブルー系の拡張がすごいですね。
それと、エプソンのホームページで「Epson Print Plug-In」という、面白いプラグインが紹介されていました。これは、Photoshop のプラグインなのですが、プリントをより簡単に、しかも様々なテンプレートを使ってかっこ良くプリントすることができます。個人的にはフィルムのベタ焼きのような感じでプリントできるテンプレートが気に入りました。
■Epson Print Plug-In を極める
http://www.epson.jp/products/printer/inkjet/colorio/printtechnic/11/index.htm
また、この「Epson Print Plug-In」はプリントするときに「ダイレクトマネジメント」と「ICCプロファイルによるマネジメント」の2通りのプリント方法が選べるのが面白いですね。説明を読む限りでは、ダイレクトマネジメントの方はエプソンのドライバがプリンタの色域に合わせて自動拡張してくれるようですね。ネーミングは「ダイレクト」ですが・・・
まぁ、どんな実力かは時間がとれたらテストプリントをしてみたいと思います。