Capture One 5 PRO の新機能
昨日 Capture One 5 PRO のセミナーに参加してきたので、その時のメモを掲載したいと思います。
基本的には Capture One 5 PRO は、4 PRO の追加機能バージョンのようです。
色に関しても大きな違いはありません。
ただし、一部のカメラプロファイル(フラッシュ系)では、中国向けの鮮やかな色合いから通常の色合いに変更されたもよう。
では、以下セミナーのまとめです。
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RAWデータの基礎
メリット
・メーカーの色を変えたい
・ホワイトバランス(簡単に変更が可能)
・拡大に強い(トリミングしてた場合でも、RAW データから作成するので解像感がある)
・色の補正に強い(劣化しない)
・扱える色の数(JPEG は 8bit、RAW は 14bit/16bit)が多いので、階調が豊かである
・カメラのCPUよりも、パソコンで処理する方がより短時間に多くの処理ができる
・補正パラメータを一括で指定し、変更できる
これは個人的な意見ですが↓
・HDR画像の作成ができる(1枚の RAW データからは限界はあるが・・・)
欠点
・そのままでは写真を見ることができない
・メーカーの互換性はない
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Capture One 5 PRO
特徴
・フォーカスマスク(ピントの合っているところを簡単にチェックできる)
・ダスト除去
・ウォーターマーク
・キーワード(画像に埋め込み、後から検索するときに使える)
・ユニフォームライト(絵画の撮影などで、ライトの明るさのずれを簡単に補正できる)
・RGB 独立したトーンカーブ
New Capture One 5.1 PRO
・ダスト除去機能強化(虫や顔の吹き出物の除去も簡単にできる)
・ノイズリダクション強化(ノイズを適切に除く)
一眼レフのべたな感じにノイズを載せて立体感をだすために使う
・クラリティ(透明感をあげる)マイナスすることができるようになった。人肌に有効
・カラーエディタの強化(人肌のみを強化など)
・GPS機能を使い、情報を書き込むことができる
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使い方の説明
セッション
・セッションを作成する(カメラキャプチャするときに使うと便利)
・もしくは事前にフォルダを作成し、右クリックし、キャプチャーフォルダを設定できる
スキントーン
・スキントーン補正の標準では欧米人用になっているので、日本人向けではない
・日本人の人肌をスキントーンに記録して適応させるのがポイント。
カラーエディタ(詳細)
・ピンポイントで特定の色を選択して補正することが可能。
・選択されたカラーレーンのみ確認することが可能(その他の色はグレーになる)
バリアント(バリエーション)
・パラメータを使い、複製を作る機能。RAWデータは1つのまま
・操作も「F8」で簡単に複製を作成
レンズ補正
・物理的にとりきれない収差を、ソフトで補正する機能
・一眼レフは「解析」にて補正をかける
EIP
・EIPにて出力すると「RAWデータ+パラメータ」で保存できる
以上がセミナーの内容でした。
実際にCapture One 5 PRO と Capture One 4 PRO を比較した場合、色に関してはさほど違いは感じませんでしたが、細かな機能アップが良いですね。試してみる価値はありそうです。