Canon EOS 5D Mark III は優等生だがワクワクしない
ようやく EOS 5D Mark III が発表されました。
■Canon EOS 5D Mark III
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/5dmk3/index.html
スペック的には申し分ありません。2,230万画素(若干アップ)で連射も6枚、ウィークポイントであったAFもほぼ EOS-1D X と同じ性能の 61 点高密度レティクル AF。視野率約 100% 高倍率ファインダーで、高感度性能がアップ。
デザインもよくまとまっていて、Nikon D800 と比べてもかっこいいと思います。
私は、最近一脚を使った高感度を使う撮影スタイルなので、まさにうってつけのカメラと言っていいでしょう。
でも・・・
なんかワクワクしないんですよね。
もしかすると、先に発表された Nikon D800 の衝撃のせい?
確かに 3,600万画素は魅力です。風景写真にとって、解像感と諧調はかなり重要なポイントだと思いますが、それ以外の性能はそれほど違うとも思えない。そもそも Nikon の画像が好きになれるか不安もあります。
う~ん、
答えは、多分これが EOS-1D シリーズでないことですね。
同じ性能で良いので、EOS-1D シリーズで出してほしかったです。
スペックだけでは語れない、デザイン、安心感、ステータスやシャッター音(Youtube で判断)などがいまいちなんですよ。もっとも重要なシャッターフィーリングはまだわかりませんが。ともかく、前回もそれが理由で EOS 5D Mark II をやめて EOS-1Ds Mark III にしたのですから。
いっそ Nikon D4 と D800 くらい明確な差があれば納得したのかもしれませんが、何分中途半端になりました。結局、EOS-1D X のショックがあり、D800 の衝撃があり、結果として EOS 5D Mark III に対してワクワクしないんだと思います。まぁ、私のような人間は市場の全体からみたら少数派でしょうが。
これで今回のカメラ選定は本当に難しくなりました。