EOS-1D X の高感度撮影はやっぱりすごい
昨日は風もあり、夕方の撮影ってことで光も少ない・・・
秋の風景写真撮影ではよくあるシチュエーションです。
今まではこのような場合、風のタイミングを計ったりカメラブレ対策を行うなど大変苦労して撮影していましたが、今年は EOS-1D X の導入によりとてもスムースに撮影を行うことができました。
まずは画像を見てください。
昨日撮影した紅葉の写真です。100%で表示されています。
■中心部を100%表示させた画像
EOS-1D X / EF100-400mm f/4.5-5.6L IS USM / 絞り優先AE / DxO Optics Pro 9
撮影データは以下の通りです。
カメラ機種名 :Canon EOS-1D X
撮影モード :絞り優先AE
Tv(シャッター速度) :1/320
Av(絞り数値) :5.6
ISO感度 :8000
レンズ :EF100-400mm f/4.5-5.6L IS USM
焦点距離 :400.0mm
DxO Optics Pro 9 の「PRIME」でノイズ除去。
色に関しては日陰であったこともあり、彩度を +30 にしてあります。
まずこの画像 ISO8000 なんですよね。これならば普通に使えます。今までですと、こんな高感度(ISO3200 までだったが・・・)では輪郭や色のバランスが崩れて使えなかった。それがまったく感じられない。う~ん、すごい!
また、撮影状況としては微弱風があり、シャッタースピードが遅いと確実に被写体ブレをしてしまうところですが、シャッタースピードが 1/320 なので被写体ブレが抑えられています。もみじがブレることなく止まっているではないですか!!
(えっ、評価甘すぎ? でも、撮影状況を考えると十分ですよね?)
さらに、今までは暗くてピント合わせも一苦労な場面ですが、ライブビューを使うことでピント合わせも素早く確実にでき、とてもスムースに撮影を行うことができました。
これらの結果により、巷で問題視される EF100-400mm f/4.5-5.6L IS USM の 400mm ですが、十分シャープに写っていると思います。絞りは開放の f5.6 ですし。
いや~、購入前からこのことはわかっていましたが、EOS-1Ds Mark III ではこのような撮影は不可能でしたので、ホント感動です。実際に撮影をしてみて改めてそのすごさに感動しています。高感度を使った撮影方法は、この時期の被写体ブレを防ぐ一つの有効な方法ですよ。