Lightroom 用『Fujifilm XTrans III』プロファイル Ver.2
前回、『Fujifilm XTrans III』に基づいたフィルムシミュレーション・プロファイルを海外のサイトで見つけ、さらにそこから Lightroom 用の XMP ファイルを作ってみたのですが、前作には以下のような問題がありました。
・3D LUT ファイルにおいて、ハイライトでグリーンかぶりがあった
・Photoshop で LUT変換すると若干「赤」にシフトする
・コントラストの調子を整える過程でダイナミックレンジが狭まる
今回はこれらを解決する方法が見つかったので、Ver.2 としてアップすることにしました。
ただ、まだ解決できていない問題として、
・Lightroom 用の XMP ファイルを Photoshop で変換する過程でトーンが変更されてしまう
・高輝度の「赤」「緑」でトーンジャンプが発生
が残っています。
Photoshop にてトーンが変更される件は、HDR をかけたようなちょっと不自然な感じになります。
これは、おそらく Photoshop の「プロファイルの作成」の「トーンマップ強度」を「無し」にできないからだと予想しています。
また、高輝度のトーンジャンプに関しては元々の LUT ファイルがそうなっているので修正はできません。とはいえ、その辺にあるプロファイルよりは全然良い感じに仕上がります。
では、ここからはサンプルの写真を掲載します。
カメラ・現像処理:EOS 20D / EF-S 17-85mm f/4-5.6 IS USM / Lightroom Classic
サンプルは、Acros, Astia, Classic Chrome, Mono, Pro Neg Hi, Pro Neg Std, Sepia, Provia, Velvia の9つです。
■Fuji XTrans III – Classic Chrome
■Fuji XTrans III – Pro Neg Std
■使い方
このプロファイルを Lightroom に読み込ませる方法は、
①プロファイルブラウザを表示させる
②左にある「+」を押しながら「プロファイルを読み込む」を選択
③ダウンロードしたプロファイルを選択し「読み込む」をクリック
■FUJIFILM FilmSimulation Profiles for Lightroom Ver.2
⇒ ダウンロードはこちらから
■フィルムシミュレーションの種類は以下の9つです。
・Fuji XTrans III – Acros
・Fuji XTrans III – Astia
・Fuji XTrans III – Classic Chrome
・Fuji XTrans III – Mono
・Fuji XTrans III – Pro Neg Hi
・Fuji XTrans III – Pro Neg Std
・Fuji XTrans III – Sepia
・Fuji XTrans III – Provia
・Fuji XTrans III – Velvia
■使用条件
※自己責任でお使いください。
※Mac でも使えると思いますが検証はしておりません。
※感想などコメントいただけると嬉しいです。
■参照元
Stuart Sowerby
https://blog.sowerby.me/fuji-film-simulation-profiles/