2004年9月の記事一覧

本日、Windows のJPEG処理(GDI+) のぜい弱性についてチェックをしてみました。
問題のある dll は赤になるそうです。

 ■参考にしたサイト
  http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NT/NEWS/20040924/5/

 ■gdiscan.exe
  http://images.dshield.org/images/gdiscan.exe


うわぁ! 出ちゃいましたぁ~!
しかも i1 Photo じゃん!!

 C:\Program Files\GretagMacbeth\i1\i1Share\gdiplus.dll
  Version: 5.1.3097.0 <-- Vulnerable version

私は最近、WindowsXP SP2 を当てて安心していたのですが、実は Microsoft標準の修正パッチ分析ツール「Microsoft Baseline Security Analyzer」では検知できないらしいんですよね。ようするに自社製品だけのチェックらしい…

一応メーカーにメールを出しておきましたけど、これってどうすればいいんだろう?

いよいよ新しいプリンタが発表になりましたね。

今回はなんといっても A3 対応のプリンタ「PX-G5000」の登場でしょう。
ハード的には 5760dpi の解像度はすごいですね。ただ、紙送り側のピッチは 1440dpi のなで、実際の効果は?ですけれど。今年のモデルは、どちらかといえばソフト面が強化されたようです。

 ・EPSON NATURAL PHOTO COLOR 3
 ・オートフォトファイン!6
 ・RAW データ現像機能(ただし EOS Kiss D、D70など)
 ・プリンタドライバで Adobe RGB データに対応

この中でも、RAW データ対応が面白いんですが、残念ながら一部の機種しか対応していないようです。

>> エプソン株式会社 カラリオプロセクション2機種

 ■EPSON PX-G5000
  http://www.i-love-epson.co.jp/products/printer/inkjet/pxg5000/pxg50001.htm

px-g5000.gif

 ■EPSON PX-G920
  http://www.i-love-epson.co.jp/products/printer/inkjet/pxg920/pxg9201.htm

px-g920.gif


>> キヤノン株式会社 PIXUS NEW モデル

まず目玉は8色インクでしょうね。「Y/M/C/BK/PM/PC/R/G」の8色です。またエプソンに対抗して、染料プリンタながら「アルバム保存 100 年」「耐光性 30 年」「耐ガス性 10 年」をうたっています。ただ、最大のメリットは速さと静かさだと思います。

また、A3 プリンタは先送りのようです。

 ■PIXUS iP8600
  http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/ip8600/index.html

ip8600.jpg

以前から、この2つの性能についてチェックをしてきましたが、今回は FUJICOLOR のフロンティアを使ってテストしてみました。インクジェットプリンタの場合、どうしても湿度とか気温の条件が入ってくるため、同じ日の同じ条件でプロファイルを作成しなければ純粋な比較はできませんが、フロンティアの場合はそういった要素がかなり少ないので、ある意味今回のテストは正確なものかも知れません。

まずはテストの概要ですが、マクベスのカラーチェッカーを撮影した画像を C1 PRO 3.5.1 で現像し、これを i1 Photo とMonacoPROFILER で作成したプロファイルを使って変換し、近くのキタムラさんへプリントを依頼しました。もちろん、どれもキャリブレーションをとっていただいてからのプリントです。そうした画像を EPSON GT-9800F でスキャニングし、Photoshop で切り取りして HP に掲載しています。

余談ですが、i1 Photo で作成したプロファイルは、プロファイル変換で「相対的な色域を維持」を使う場合、黒点は必ず「オン」にしてください。そうしないとシャドー側が浮いた感じになってしまいます。

ではまずサンプルを見てください

■i1 Photo で作成したプロファイルで変換
i1_Macbeth.jpg

■MonacoPROFILER で作成したプロファイルで変換
MP_Macbeth.jpg

ここでの注意点は i1 Photo で作成したプロファイルは、見た感じ彩度の高い「黄色」が再現できていません。オリジナルチャートの撮影でもそうでしたが、鮮やかな色は不得意なようです。これが下のサンプルのような花の写真(花の中心の黄色)の場合は色が死んでしまいます。これを直すには ProfileEditor が必要ですね。

逆に、茎の部分をみてほしいのですが、MonacoPROFILER の方は緑が黄緑になっています。ここの部分は i1 Photo の方が正しい色です。まぁ、一長一短なのかもしれませんが、私の独断と偏見で言わせていただくと、 i1 Photo は測定した結果をそのままの状態を作りこんでいて、MonacoPROFILER は強引に色をあわせているって印象です。それで緑が黄緑になってしまっているのではないかなぁ?

インクジェットプリンタの場合はガモットが広いためか、こういった現象はどちらのツールにも見られないので、基本的な性能の差はあまり無いように感じます。ただどちらのツールを使っても、フロンティアでは鮮やかな赤が表現できないので、晴れ着みたいな服をプリントするのはキツイかもしれません。お仕事で使う場合は要注意です!

■i1 Photo で作成したプロファイルで変換
i1_sample01.jpg

■MonacoPROFILER で作成したプロファイルで変換
MP_sample01.jpg

さて、最後は「C1 PRO 3.5.1 + プロファイルカスタマイズ」の画像と「Digital Photo Professional」の比較です。これはどちらも i1 Photo で作成したプロファイルを使って変換後プリントしたものです。注目するところは、空の青さや緑の感じです。この画像はPLフィルターを使っていますので、もち、C1 PRO 3.5.1 で現像した方が私の印象にきわめて近いです。

どちらも色温度を 5,200k として現像しました。また、C1 PRO 3.5.1 はコントラストを「Hi」に、DPP はトーンカーブ特性を「カスタム:強?」とし、色調整を「忠実設定」にしてあります。それ以外は撮影データのままです。

■C1 PRO 3.5.1 で現像し、i1 Photo で作成したプロファイルで変換
i1_sample02.jpg

■Digital Photo Professional で現像し、i1 Photo で作成したプロファイルで変換
MP_sample02.jpg

さて最後にまとめですが、i1 Photo でも MonacoPROFILER でも、かなり忠実な色を表現できます。ただインクジェットプリンタの場合は、ツールの性能以外の要素(環境の問題や個体差)が影響してバラツキが多いように感じます。

それと最後に PX-G900 もフロンティアも i1 Photo ではまったく問題なくプロファイルが作成できたことを付け加えておきます。

早くも C1 PRO 3.5.2 がリリースされましたね。
今回は何が変わったのか良くわかりません(笑)

ただ起動というか、ディレクトリの初期表示が速くなったような気がします。

本日、ケンコーのデジタルカメラ用PLフィルター「PRO 1 D WIDE BAND サーキュラーPL(W)」をテストしてみました。驚く結果が出たので早速ご報告させていただきます。まずは下の画像を見てください。ケンコーとキヤノン、それとノーフィルターの画像です。

 >> Canon EOS-1Ds / EF 70-200mm F2.8L IS USM / C1 PRO 3.5.1 (v1.44)

■ケンコー PRO 1 D
kenko.jpg

■キヤノン純正
canon.jpg

■ノーフィルター
non.jpg

この画像はわざと逆光の撮影をしてその一部を切り取ってみたものです。

キヤノン純正のPLフィルターは逆光ではまったく使い物になりませんね。これじゃあ、はずした方がましです。光が反射しているため、コントラストが悪くなっていますね。桜の撮影や紅葉の撮影など、逆光気味の写真は多く写してきましたが、これが画質を落としている原因だったのですね。ちょっとショックです。

ところが、ケンコーはフィルターをはずした状態と遜色ありません。これならばシャッタースピードを上げたい場合以外はPLフィルターをつけっぱなしにしても問題なさそうです。ちなみにサンプルは少しでもPL効果があるような位置にしています。

次に斜光と順光の撮影をしてみましたが、斜光はわずかで、順光はまったく差がわかりませんでした。こうしてみると、もう純正PLフィルターは使う気になりません。他のフィルターはわかりませんが、マルチコートをしている純正PLフィルターですらこんな状態なので、コーティングのされていないPLフィルターはもっとひどいかも知れません。風景写真を撮られる方は、デジタル専用のPLフィルターは必須ですよ!!

それと色の印象ですが、基本的にどちらもニュートラルです。ただ、ケンコーと純正PLフィルターを比較した場合、純正PLフィルターの方が若干赤く感じました。これは現像時に調整できるのでさして問題にはならないでしょう。

さて、気になるファインダーの見え方なんですが、カタログでいわれているファインダーの色つきについてはそれを確認することはできませんでした。もっとも、PLフィルターを脱着しての比較なのであまりあてにはならないかな? まあ、完全にはめなくともレンズの前に当てたりはずしたりでのすばやい比較はできます。その中で気づいたのですが、純正PLフィルターはやはり逆光に関係なく少しぼやけた感じがします。ケンコーのフィルターの方が鮮明な感じがしますね。

今日のテストで思ったことは、どんなにいいカメラを持っていても、PLフィルターが悪ければこれだけ画質が落ちるものかと愕然としました。それと、こういったテストはフィルムの時代は時間とお金がかかりましたが、デジタルはすぐに確認ができ、しかもお金がかからないのは良いですね。

いよいよ 11 月下旬に EOS-1Ds MarkII が発売されます。
価格はオープンですが 90 万円前後らしいです。

 ■ニュース
  http://cweb.canon.jp/newsrelease/2004-09/pr-eos1dsmk2.html

 ■EOS-1Ds MarkII
  http://cweb.canon.jp/camera/eosd/1dsmk2/index.html

1DsMKII.jpg

私が気になるポイントとしては

 ・起動時間が 0.3 秒
 ・約 1670 万画素 35 mmフルサイズ CMOS センサー
 ・精細で自然な色再現処理を高速で行う DIGIC II 搭載
 ・約 4 コマ/秒・最大 3 2枚の連続撮影
 ・安定調光の E-TTL II 自動調光アルゴリズムを採用
 ・CF カードと SD メモリーカードスロット搭載
 ・ビデオ出力、IEEE 1394 など、充実のインターフェース
 ・無線LAN/有線LAN 画像転送機能対応

などがあげられます。

この中で、E-TTL II は大きな進歩だと思います。いままでストロボ撮影では被写体がアンダーになることが多く、正直、RAW で撮影しておかないと怖かったんですが、今回は「プリ発光により被写体を特定する「被写体特定・加重平均評価調光」の採用」によるアルゴリズムの見直しと新しいストロボ(まってました!)によりこれを改善したようです。

それと、私は RAW で撮って C1 PRO で現像するのであまり関係ないと思っていますが、 DIGIC II と新しい「Digital Photo Professional v1.5」に少し期待しています。まぁ、少なくとも Photoshop CS 完全対応になっていると思いますけどね。

あと、液晶が見やすくなっていると思われます。風景写真だと外での撮影になりますので、これが改善されているのはうれしい。また、起動時間が短いのもいい!! これって意外とストレスだったんですよね!

ただ画素が増えた分、いろんな意味で大変ですね。EOS-1Ds の RAW は約 11.4MB で、EOS-1Ds MarkII の RAW は約14.6MB なので 1.28 倍。CF の 1GB の場合、EOS-1Ds を約 80 枚とすると EOS-1Ds MarkII は約 64 枚となります。一応圧縮はされているようです。

それと今回から RAW データのフォーマットが「CR2」になるようです。今までのようなサムネイル表示ができなくなるそうです。これは残念です。

まぁ、どちらにせよ最低 2GB くらいの CF が必要ですね。一時よりは安くなりましたけど。4GB は容量が増えるとアクセスが遅くなるらしいので、こいつは考えていません。また、パソコンの処理能力も足りないし、バックアップも大変だし、ほんと仕事で使うのも大変だと思います。

で、今回この EOS-1Ds MarkII をどうするか…
私の今の考えは、最近のキヤノンは初期ロットでの不良が目立つので、少し安定してから購入したいと思っています。ただ、正直ものすごくほしい~って感じではないです。本当はこの冬にメインPCの入れ替え(ColorEdge CG21を購入するつもりだったが…)を予定していましたが、もう少し考えてみることにします。

戸隠山

長野県戸隠山です。
戸隠神社奥社付近で撮影しました。今回、ケンコーの PRO 1 Digital を使って撮影しています。
この日はキヤノン純正フィルターと比較しようと思っていたのですが、肝心のフィルターを忘れたためテストは断念しました(涙)。すがすがしい夏の終わりって感じでした。

なお、今回の画像から C1 PRO 3.5.1 のカメラプロファイルをカスタマイズして現像しています。
標準では記憶色との差が激しかったのですが、かなり改善できています。

 >> Canon EOS-1Ds / EF 24-70mm F2.8L USM / C1 PRO 3.5.1 (v1.44)

■長野県戸隠山 奥社付近より
2004.09.19.jpg

EIZO から新しい液晶モニタ、 FlexScan L797 が発売になりました。(かなり古い?(笑))
ColorEdge シリーズはちょっと高い…といった方にはお勧めです。

 ■FlexScan L797
  http://www.eizo.co.jp/products/lcd/l797/index.html

photo.jpg

このモニタの最大の特徴は、低色度変位・広視野角・高色純度タイプのパネルを使っていることです。
これはたぶん、ColorEdge CG19 と同じパネルだと思われます。

 ・パネル:カラーTFT液晶パネル(低色度変位・広視野角・高色純度タイプ)
 ・視野角:水平170゜/垂直170゜
 ・コントラスト比:450:1
 ・推奨解像度:1280×1024

また、私が気になる特徴として

 ・中間階調の応答速度に優れた最新液晶パネルを採用
 ・滑らかな階調を提供するガンマ補正機能

などがあげられます。
ただし、こちらの液晶はカラーマネージメント(i1系)対応ではないようです。付属のソフトも「ScreenManager Pro for LCD」になります。でも、もとのパネルの性能がよければ、i1 Photo の基本機能で十分に威力を発揮するのではないでしょうかね。

とりあえず画像掲示板をはじめてみました。左にある「画像掲示板」(※終了しました)からお入りください。
あまり容量がないサーバーなので、もしかすると短命かもしれません(笑)

用途としては、みなさんからの写真やコミュニケーションに使えればいいと考えています。
これからもよろしくです!!

 >> Canon EOS-1Ds / EF 24-70mm F2.8L USM / C1 PRO 3.5.1

■栃木県 竜頭ノ滝上流と中禅寺湖
2004.09.jpg

i1 Photo ゲッ~ト!

ようやくカラーマネージメントの要、i1 Photo を購入しました。

最後まで MonacoPROFILER と迷ったのですが、i1 Photo に決めました。
購入の決め手は以前使ったときに感じた、キャリブレーション後のモニタの色が良かったことと、プリンタプロファイルでマッピングが優れていたこと、シャドーの情報が豊富であることなどです。また、全般的にコントラストや色彩が自然であることも評価のポイントでした。

 ■i1 Photo
  http://www.i1color.co.jp/

p02_01img.jpg


以前から、人肌に関しては少々疑問を持っていましたけど、本日テストした限りではまったく問題ありません。やはりそのプリンタ用に作成するカスタムプロファイルの威力は絶大です。先般よいと評価したピクトリコのプロファイルよりもさらにグレードアップした感じです。すばらしい。

ただ、モニタに関してはキャリブレーション後、かなり赤みが残ります。一応AAA高演色蛍光灯を使っているのですが、電気を消すとその赤みが消えるので、もしかすると蛍光灯(メーカー)の違いでこのようなことが起きるのかもしれません。今後の課題です。とりあえずモニタのキャリブレーション時は「ゲイン」で調整し、その後「カットオフ」で赤の微調整をしています。

詳しくはまた後日にしたいと思いますが、正直「買ってよかった」って思いました。i1 Photo はコストパフォーマンスも抜群(何と比べるかにもよりますが…)なので、購入を考えている方にはお勧めです。

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プロフィール

2001年に EOS D30 でデジタル一眼レフデビュー。その後 EOS-1D, EOS-1Ds, EOS-1Ds MKIII, EOS-1D X, EOS 5Ds R そして現在は FUJIFILM X-T2 をメインカメラとして「風景写真の色と質感」にこだわった研究をしています。

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