2004年7月の記事一覧

MonacoPROFILER で作成した、PX-G900 のプリンタプロファイルについてこの休みにいろいろとテストをしてみました。で、少々お恥ずかしいことも発覚したのですが、その後のレポートをしたいと思います。

まず、お恥ずかしい話からですけど、実はプリンタのノズルが詰まっていたんですよね。マゼンタとブルーが…。たまたまシアンのカートリッジを交換したら、この世のものとは思えない色でプリントアウトされたので、もしやと思ってチェックしてみたらノズルが詰まっていたことを発見しました。いつからなんだろう…。それもかなり詰まってるし…

で、クリーニングしてからもう一度プリントしたら、黄色っぽく印刷される問題はかなり解消されました。
皆さんも注意しましょう!!って、こんなにインクが詰まったのは初めてです。暑さのせいかな?
PX-G900 はインクがつまりやすいのかもです。

あっ、カートリッジ交換で色がおかしかったのは、一旦カートリッジをはずして、よく振ってから戻したら直りました。

さて、今回改めて純正プロファイルと MonacoPROFILER を比較したわけですが、正確な色を考えると i1 系のソフトは優秀なんですが、プリントされた結果を見ると Monaco 系なんですよね。

また、今回黄色に偏る部分を補正するために、MonacoEZcolor 2.6 を使ってみました。結構いい感じで補正できたのですが、MonacoEZcolor2.6 の注意点として、グレースケールを見て補正すると色がずれます。コツは全体の色味を補正する感じで使います。

これは MonacoPROFILER ではグレーバランスをとる専用の機能がついているので、たぶん目的が違うのかな。もしそうだとすると使い方を間違えるとはまります。

このグレーバランスは PM-4000PX のグレーバランサーと同様の考え方なのかなと思いますが、やはり個体差も含めて色を管理するには、最低限 MonacoPROFILER が必要かも知れませんね。う~ん、まようなぁ。

最近、MonacoPROFILER で作成したプリンタプロファイルの様子がおかしかったので、グレースケールを印刷してみたところ、なんとシャドー側がイエロー/グリーンに偏っていました。う~ん、壊れたかな?

でも、今はソフトがないんで再作成することができないんですよねぇ~。

で、よくよく考えてみると、純正プロファイルでも同様の現象が起きていたような気がして、これについてちょっと実験してみました。もしかするとプリンタ自体の問題かも~!

まず印刷する前に、チェックしておきたい設定を確認します。
一つ目は、プリンタのプロパティにある、「印刷品質」です。実はこれ、メーカーのホームページでは、ここを「フォト」にしなさいってなっています。なんでかな?って思っていたのですが、今回これを実験してみました。

それと、二つ目に Photoshop から印刷するときに、プロファイルの変換をしますが、このときマッチング方法を「知覚的」か「相対的な色域」かという問題です。以前エプソンの技術者に聞いたとき、「知覚的」で調整しているので、「知覚的」で変換しないと色が合いません といわれたのですが、ホームページで確認すると「相対的な色域」を使うように記載されています。どっちなんだろう?

もちろんテストするプロファイルはメーカー純正と MonacoPROFILER の2つです。

さてさて、その結果なんですが…
まず、純正プロファイルを使ってプリンタプロファイルの「印刷品質」を「フォト」にして印刷してみました。すると、シャドーの色かぶりが改善するではありませんか!! こんなんありって感じです。原因はよくわかりません。

でも、まだわずかにシャドーにグリーンがのっているように感じます。
これは、今まで風景写真しか印刷してこなかったので気づかなかったのですが、人肌の場合は結構気になります。もしかするとハード的な問題かもしれません。

同様に MonacoPROFILER で作成したプロファイルも「印刷品質」を「フォト」で印刷してみたところ、純正プロファイルと同様に改善されました。そうすると、プリンタの調整の問題かもしれませんねぇ。こうなると、プリンタの調整が良いのか、プロファイルをカスタマイズするのが良いのか迷います。私のプリンタ固有の問題なら修理ですけどね。

さて、ここで改めてわかったことは、グレースケールの中間からシャドーにかけての明るさが純正プロファイルと MonacoPROFILER ではかなり違うということです。MonacoPROFILER の方が明るく、しかも全体的にイエローが強く印刷されます。純正プロファイルの方がモニタに近いです。

また、MonacoPROFILER は真っ黒に近いところの階調がなく、べたっとした感じに印刷されます。以前、プロファイルの分析をしたときに、MonacoPROFILER はシャドーの情報が極端に少ないことはわかっていましたが、ポートレートでは問題になるかもです。

それと、Photoshop のプロファイル変換におけるマッチング方法ですが、これは私の印象では「相対的な色域」で変換した方がモニタに近いです。「知覚的」で変換するとイエロー/マゼンタが強くなるように感じます。これは好みの問題もありますね。結果はお好きな方をどうぞって感じです。

結果として、純正/MonacoPROFILER を問わず、プロファイルを使った印刷の場合は、プリンタプロファイルの「印刷品質」を「フォト」にして、Photoshop のプロファイル変換のマッチング方法を「相対的な色域」でプリントすると、まぁまぁの感じで印刷されます。

また、純正プロファイルで人物を印刷する場合は、少し中間の明るさを上げると良い結果になると思います。

C1 PRO の色は、忠実な色表現が基本になっていると思います。
それなので、記憶色系の色を望む場合はカメラのプロファイルをカスタマイズする必要があります。

今日はこの件についてです。

カメラプロファイルのカスタマイズは、仕事でもなければ通常使わないと思いますが、実はここに C1 PRO を使いこなす重要なポイントがあります。

最近、SILKYPIX でもそうですが、RAW 現像ソフトに求められる傾向として、忠実な色の再現と記憶色の再現と2つの方向があります。C1 PRO は、記憶色についてはカスタマイズで対応しなさいってことだと思うんです。

そういった意味で、手軽に記憶色を求めるのであれば SILKYPIX をお勧めいたします。
かなりの完成度です。ただ、人肌もそうですし、風景もそうなんですが、追い込んで行くと、それぞれの質感(人肌はその柔らかさなど)については C1 PRO はすごいんですよね。(サンプル等ホームページにしたいなぁ)

少なくとも新緑の緑とか、青空とか、紅葉の赤とか、このあたりの色はチューニングしなければなりません。また、人肌に関しては、肌の一番赤い部分と一番黄い部分をスポットで指定して、色相の回転をかけると透明度の高い人肌にできます。

これは前バージョンではいまいちでしたが、今回の C1 PRO 3.5 からは、色(色相・彩度・明度)をいじった場合の影響範囲がかなり狭められ、スポット的にできるようになりました。これにより、色のコントロールが容易になりましたね。

私は最近このような考え方のもとに、カメラプロファイルのカスタマイズにこっています。ただ、記憶色を求めた場合に、これをカメラプロファイルで行うのが正しいのかについては正直疑問があります。しかし C1 PRO ではこの方法しかないので、これで微調整しています。

私はまず、撮影時にグレーカード(マクベスのカラーチェッカーかQPカード)を撮影しておき、光源にあわせたグレーバランス(クリック)をとります。

次に、色温度のスライドバーを使って好みの色にスライドさせます。
この2パターンでかなり簡単に色を出すことができます。

なぜグレーバランスと色温度の2つを行うかといえば、グレーは光源別にカメラのグレーバランス(無彩色バランス)をとることを目的とし、色温度は人間の好みの色(表現の色)に調整する機能であると考えているからです。

グレーバランスでカメラのバランスを整え、色温度で追い込む。そうすると、驚くほど簡単に色がでるはずです。ただし、先日も書いたように、モニタプロファイルの設定はきちんとしておかなければなりません。

それと、カラーホイール(正式名称は知らない)を使う場合は注意が必要です。これは白点も変化するため、使う目的はグレーカードが使えなかった場合です。コツは、カラーホイールでおおよその色を合わせておき、脇のスライドバーで微調整を行います。

なれてくると、光源により 214/10 とか、220/8 といった感じで使うこともできます。

本日、いろいろと実験した感想です。

まず、モニタプロファイルを変更すると確かに微妙に変化します。昨日はかなり違うと表現しましたが、本日もう一度確認したところ、微妙な範囲でした。でも、変化はあったので、無視はできないと思われます。

また sRGB の場合は、ErgoColor C100 で作成したプロファイルと比較してみると、全体的に鮮やかに見えます。しかも、肌の微妙な調子が失われてしまいますね。また聞いた話ですが、今後液晶モニタを使う場合も注意が必要らしいですよ。トーンジャンプの問題もありますしね。やはり最低でも EIZO の EolorEdge は必要なのかなぁ?

それとモニタとのマッチングについては、モニタが古いせいなのか、プリント結果に比べて赤くなる傾向があります。とりあえずキャリブレーションのあとから、ScreenManager Pro で微調整をしていますが、これで良いのかなぁ?

ただ、新しいモニタではこういった症状が出ていないので、モニタを買えば解決するかも知れませんね。なので、純正モニタプロファイルでのマッチングは正しい判断はできない状態です。もし、試された方がいらしたら結果を教えてください。

最近気づいたのですが、お金をかけずにある程度の色を合わせることができる組み合わせを発見しました。それは、EIZO のモニタ、C1 PRO と Photoshop CS 、EPSON PM-4000PX の組み合わせです。この場合、モニタのキャリブレーションをしなくても、かなり色が合うようです。

モニタは「スタンダード」の6500K、モニタプロファイルもメーカー純正のプロファイル「T760_65」を使い、Photoshop CS のアドビガンマでプロファイルの適応を行う。C1 PRO のモニタプロファイルの設定をあわせ、プリント時には PM-4000PX のプロファイルに変換して印刷をかけると、ほぼモニタと同じ色でプリントされました。ただしサンプル数が少ないので、本当にそうなのかは断定はできませんが…

で、さらにつ気づいたのですが、実は C1 PRO の現像処理はモニタプロファイルの影響を受けるようなんです。これは実験からわかったのですが、ErgoColor C100 で作成したモニタプロファイルから、純正のモニタプロファイルに変えて現像処理をしたところ、色合いや明るさなど、かなりの違いが出たのです。(もちろん、モニタの色もかなり変化しますよ)

明るさとコントラストを調整すれば、モニタの色がほぼそのまま出ているので、設定や機能は正常なんだと思います。そうすると何がちがうかといえば、モニタプロファイルしか違わないんですよね。細かくはまだ確認できていませんが、両者の違いはかなりのもので、人肌のグラデーションや緑のトーンや明るさなどに違いがあります。どちらかといえは、純正のプロファイルの方が良いデータになっています。もしかすると、これは面白い発見なのかもしれませんね。

もしこれが本当ならば、モニタおよび、そのプロファイルはかなり画質に影響を与えることになりますね。
引き続き調査をしてみます。ただ、Photoshop 4.0 のころはモニタプロファイルがカラースペースだったので、それを考えれば正しいような気もしますが、そうするとかなり元データが現像するパソコンに依存してしまうので、それも考え物です。つまり、同じ画像であっても、パソコンが違えば色が変わるし、キャリブレーションをやり直すと色が変わるわけですね。

結構重大なポイントかもしれません。

CMOS クリーニングの結果

  • EOS-1Ds

本日無事 EOS-1Ds の CMOS クリーニングが出来上がってきました。
とはいっても、月曜日にカメラのキタムラさんでお願いして、木曜日にはお店に到着していたようです。
私が出張だったため、本日の受け取りとなりました。

で結果ですが、月曜日出荷で木曜日入荷ですので、中2日で仕上がってきました。
さらに、料金はゼロ円でした。素晴らしいの一言です!!

ちなみにニコンだと5千円かかるそうです。
ランニングコストを考えると、キヤノンはいいですね。

そういえば先日聞いた話なんですが、CMOS は人肌を出すのがかなり大変なんだと聞きしました。
コダックの 14n が結局のところあまり出ていないのは、そのあたりの問題があるようですね。
キヤノンはそういった意味ではぬきんでているようです。

でも、これが CCD だとそうでもないらしいんですよ。それと、先般「?」マークをつけたフジの S2PRO はこの人肌にこだわったカメラで、良くできているそうです。そうだとするとニコンの D100 とか D70 はデジタルフォト初心者にはお勧めのカメラかもしれませんね。

思い出してみれば、たしかに D30 や 1Ds は人肌がびしっと決まらなかったように思えます。
で、最終的に C1 PRO になったんですよね。まぁ、操作性などその他の要素もありましたけど。

キヤノンの DPP はかなりいい感じに仕上がりますが、C1 PRO と比較すると人肌がべたっとしてつくられた色に感じます(比較すると一目瞭然です)。もしかすると、キヤノンで人肌をびしっと決めるにはある程度の技術なり、知識が必要になるかも知れませんねぇ。

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プロフィール

2001年に EOS D30 でデジタル一眼レフデビュー。その後 EOS-1D, EOS-1Ds, EOS-1Ds MKIII, EOS-1D X, EOS 5Ds R そして現在は FUJIFILM X-T2 をメインカメラとして「風景写真の色と質感」にこだわった研究をしています。

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